恋におちたら 第一話・第二話

島男は、しがないネジ工場で働く23歳の素朴なプリティボーイ☆(ス、スイマセン! 何だかぼーっとしていたせいか、島男を23歳とか書いてしまったのですが、その間違いの意味の分からなさ具合が面白いので、そのまま置いておきます。 決して不精なわけではありません)
良い心がけで生きていたおかげか、地元の商店街の福引でハワイ旅行を当てた島男の前に、旅行先で突然、股下80Cm以上(タイガー&ドラゴン)のハンサムな彼女吉住渉)が現れます。
運命的な出会いを果たした二人は、(何か、水の中で見詰め合ってたけど、あのCGは、どういう流れで出来たのだろう? ことと次第によっては、発案者に対して、近頃連続して出来ている口内炎を何とか感染して、ラーメンとかを思いっきり啜れないようにしてやるの刑に処してやろうかと考えているのだが)何か、しらんけど、ポリネシアンダンスを一緒に観賞し(ワイハといえば、ポリネシアンダンスよね☆ ディナーだって手づかみで食べちゃうセクシー&ワイルドさで、ユーは彼のハートをゲッツしちゃいなよ!という、いろんな意味での軽薄さが素敵だと思った)夢のような一夜を過ごした後、島男は厳しい現実に相対します。
なんと、そのハンサムな彼女には、もう、有り得ないくらいの大金持ちIT社長と言う恋人がいたのですっ!

ってな訳で、第一話冒頭部分を私なりのダイジェストでお送りした訳なのですが、この素敵なバブリーさっちゅうのは、かなりホイチョイ的で軽くて、何にも考えずに見れて、そういう意味では、凄く楽しかったです。
まぁ、この、ダイジェストっちゃった冒頭部分に関しては、流れははやいは、ハンサムな彼女こと白川さんの心の動きが読めなさ過ぎて、「ハイソな世界にいるのに、気軽にポリネシアンダンスを見に出かけて、手づかみでもの食っちゃう」という事柄のみで彼女が気さくな人であるという魅力を描こうとしている力業に「女描くの下手やなぁ」と思わず呻くは島男が「お人よし」であるというキャラの描き方が余りにも無理矢理すぎるは、色々ありすぎたのですが、後半どんどん盛り上がってきて、お約束的に、島男が隠れた才能の持ち主で、その才能が、今まで自分を馬鹿にしてきた存在たちを救うことによって見返すという展開に、普通にカタルシス感じてしまったり。
とにかく、細かいことグチャグチャ言わんと、三人のチャーリーズエンジェルたちの活躍を素直に楽しむドラマじゃきに…と、菅原文太兄ぃの口調で納得させて頂きました。

いろんな意味で、力技てんこ盛りなドラマですが、キャラがというか俳優さんがほんまに素敵で、見ほれます。
個人的には、ぶっちぎりで、「うわ、この人、ほんまに巧いわ…」と今更呑まれてしまったヤマコーさん。
もうね、ありえないくらいの可愛さ。
自分で提案して「魚屋っぽいから」とバンダナを額に巻くわ、魚の名前がはいったシャツを切るわで、三面六臂の大活躍!(?)
私の中で、ある種ドラマっちゅうものの歴史が「新撰組以前」と「新撰組以降」に分かれていて、ヤマコーさんっちゅうのは、すんごい新撰組で色んなものを吸収して、凄い成長したというか(まっ! エラソ!)ほんまに、あの言葉の流れ、口調やスピード、間の取り方等、巧すぎて痺れました。

祭り先輩社長も、もう、格好良すぎ!
私の中で祭り先輩=無邪気の公式が出来上がっているのですが、今回も、ぴったしはまっているように思えました。
欲しいものを、キラキラとした目で語る社長はまさに無邪気の象徴。
金が欲しいという言葉が、あんなに下卑て聞こえないのは、偏に祭り先輩自体の有する空気が無邪気そのものだからに違いない。
島男は、無邪気ではないんですよ。
あの人は、背負うものがあるから。
でも、社長は凄く軽い。
金・金・金、といいながら、貴族の論理を語り高い酒を飲みながら、それでも、限りなく祭り先輩は軽い。
非現実とかそういうのでなく、もう、無邪気に軽いとしか言いようがないのですが、背中に羽が生えてそうな軽さの社長の、子供の無邪気さを持った大人の色気にノックダウン。
ほんと、ヤマコーさんと、社長と、ツヨシでチャーリーズエンジェルがフルスロットル状態だよ!ってことで、ルーシー・ルゥなツヨシですが(そうなの?)、やっぱ、よかったっす。

誠実っぽかったし、もう、いい人役はいいよ…って思いはすれど「飽きたよ」と私がいえないのは、あの人がきちんと取り組み方を変えてくれて、島男という人の純粋性と、きちんと見せてくれているからだと思う。
人には、人それぞれの純粋があるのだが、島男の純粋さっちゅうのは、また、今までの役とは違うのよねーー。
似てる、似てるっていわれてるスタァの恋の草介さんとだって、草介さんは無欲な人だったけど、島男はきちんと野望を有してるわけで、当たり前だけど別の人で、ちゃんと別の人に見える。
島男は野望として、金持ちになりたいと思ってるみたいだけど、「何のために、自分は金持ちになろうとしているのか」というその部分の見失い方が、何かリアルやなぁとか感じてしまったり。
とりあえず、ビッグになる!とか、金持ちになるっちゅう夢にはさ、その欲望自体を野望にまで昇華できるほど、野心のある人以外は、何か他に芯になる部分が必要で(それは、誰かの為であったり、何かのためであったりするのだが)、特に島男的な優しい、人を傷つけたくない人間が、ある種非情にならなきゃいけない世界の中で、どうやって「ソレ」を見つけ出すかっちゅうのも、きっとドラマのテーマになってくるんでしょうなぁ。
ただ、ツヨシは、今回、表情豊かで、軽やかで、可愛くて、この頃続いていた感動路線や、重たい話路線から解放されていて、FANとしては素直にそれが嬉しい。
俳優として、最高ともいえるような環境と共演者陣に囲まれているのだし、本人が、幸せに島男を演じられてれば良いなぁと思いました。

そして、ここで、祭り先輩と仲良くなって、そうなったら「吉原御免状」を観に来て、そっから新感線出演とか、そういう楽しいことが起これば良い!
粟根氏と舞台で共演すれば良い!

何か、ヤマコさんと、祭り先輩と、島男さんが、がっつり絡んでる絵が見たくてしょうがないのは私だけでしょうか?
面白いと思うんだよな。
すっごい面白いと思う。
やっぱ、チャーリーズエンジェルを結成してもらうしかないのか?
スーパーヒロインの先輩ハニーサトエリがマスターの酒場もあることだし、あそこを集会場所とかにしてさ(馬鹿)

で、第二話も大層面白くてというか、むしろ、第一話よりテンションも上げてきて、ドラマとして普通に面白かったです。
ありがちだけど、第二話として最適な感じというか。
美人秘書ハンサムな彼女白川さんが、可愛すぎてびっくりしました。
色んな意味で、嫌味っぽくなっちゃいそうな部分を、ギリギリ彼女の可愛さとか、裏のなさそうなあけっぴろげな雰囲気が、彼女を「いい子」のまま留めてくれていて、バランス感覚の良い人だなぁと思ったり。
おもちゃ屋さんを救う!っちゅう流れもベタベタでよし。
社長は、やっぱり無邪気全開で、新しく手に入ったおもちゃでどうやって遊ぼうなんて、考えているような口調や表情に、祭り先輩の真骨頂を見ました。
あと、妹素敵だね!
妹、ほんと、素敵。
男前。
大好き。
魚屋さんと、妹と、島男三人のシーンが死ぬほど好きです。
サンリオピューロランドレベルのほのぼの空間やと思います。
あのお茶の間に、ヒルズにお勤めの同僚の方々が来たら、思わず同じように和んでしまうと思います。
あの茶の間を、会社にしちゃえば、きっと何もかも解決するのに!と思わされる位、素敵な力に満ちた茶の間やと思います。
うう、島男〜〜、早く稼いで、あの家競売に掛けられる前に、取り戻そうよ〜〜(きっと、そういう話があるような気がする)
白川さんと何だか気まずくなちゃったし、ヤマコさんは益々可愛いし、祭り先輩は色気全開だし、何だか、来週が楽しみなのでした!
ってな訳で、一応感想終了。
また、何か気付いたら書き足すかもかも。