炎の魔術師(ルパン三世のじゃないよ?)

momizipart22005-09-14

万博に行ってきたんです。
古田さん目当てで、と唐突に始めてみるのですが、何だか19万人とか言うちょっとした市の人口より多い人が集まっていた場所に、ガスパビリオンの「炎の魔術師」というものにご出演してらっさる古田さんがどうしても見たくって、出かけてみたのです、妹と共に。


もうね、藤ヶ丘駅からリニモに乗ろうとした瞬間から「殺してくれ!」と心の中で叫びました。
視界一杯の、

 人!


分かってたけど、なんか、あのリニモ一つ乗るために、阿鼻叫喚な光景に遭遇せねばならないというのが理解できない。
この暇人どもが!(私もね☆)と喚きそうになりつつも長蛇の列に並んで、リニモ乗って、会場着いたらなんか、また、並ばなきゃなんねぇの。

もうね、人祭り。
人カーニバル。
人間地獄。(地獄の構成員の一人)

とにかく並んで、何か私らの後ろに並んだ女子二人組みが日傘を差してたんだけど、自分を日の光から守ることに必死になる余りに(あとお喋りにもね!)低い位置で傘を差すもんだから、ガスガス傘の先で攻撃されまくって、滅茶苦茶痛かったり。
周りの人は、周囲を慮って高めの位置で、日傘差してんのになぁ…と辟易しつつ(だって、その二人ったら、私が男前と信じて止まない人の悪口に夢中になってたんだもん!)何とか入場して、とにかくガスパビリオンに一直線に向かいます。

まぁ、開場してすぐ向かったのが良かったのか、一時間待ち程で、ガスパビリオンには入れたのですが、うん、古田さんは可愛かった!!
もう、あのね、ネタバレってか、衣装バレになるんですけど、宣伝やパンフなどにあるインチキマジシャンっぽい衣装の他にね、警備員の服で登場するんですけど、それがもう、ほんまにかんわゆいのv

ガスパビリオンは、かなり子供向けのイベントなものだから、古田氏も、物凄く「分かりやすい」新感線に輪をかけてわかりやす〜〜い演じ方をしてくださってるので、そういう意味でも楽しかったり。
や、変な話なんですけど、ガスパビリオン見て「うあ、古田さんうま!」と改めて認識させられました。
だって、ああいう場所の、ああいうコンセプトのイベントで、映像のみの出演なのにしっかり笑い取ってんだもん。
あの人が喋ると、見てる人達ちゃんと、笑ってたんだもん。
これって、凄い。
ああいう場で、ちゃんと笑いを取る古田氏のポテンシャルの高さに驚愕。

肝心のパビリオン内容ですが、うん、そうだな…☆


もし、私が三時間並んで、古田さんファンでもなくこれ見せられたら、私自身が炎の魔術師となって大暴れすんぞ?

ってくらいの内容でした☆

もう、ガスパビリオンならではの、爆発寸前な感じで、あわわぁと頭を抱えたくなったり。
イヤ、決して、何が悪いというわけではないのですが、まずシナリオが悪い。
あと、ほんとに一人だけ出演して手品やダンス、歌を見せてくれる男性がいるのですが、最早可哀想になってくる。
一人で頑張って、大車輪の大活躍なんです。
でもね、見ていて痛々しいんですよ、ほら、日本人って反応薄いしね。
ただ、その舞台は、ホンモノの火を頻繁に使用しまして、舞台の足元から小さな火が幾つも上がっているのですが、それを一度も確かめる事無く軽快なステップで踊りながら避けていた事は、凄いなぁ、タダ者じゃねぇなぁと感心させていただきました。


さて、かわゆい古ちんを堪能した姉妹は、そこでハタと立ち止まるんですよ。


アレ? 私達、次、何処イコウ…?

まぁ、思わずカタコトにもなろうかってなもんなんですか、基本「古田さんが見たい」の一念で此処まできたので、最早希望はかなったというか、見渡す限りの人平原というか、有名なパビリオンも物凄い人並みに飲まれておりますし、とりあえず、外国館なぞを人が少ない所から(といっても、超人ごみなのですが並ばず入れたもんで)巡りつつ、お昼に横浜中華街のちまきと、ゴマ団子を半分こして、後は適当にカキ氷やらソフトを頂きつつ、ウロウロ。
とにかく暑い日だったので、脳天から精気が抜けていくのが分かり、フラフラしながら涼しい場所を求め歩いたのですが、まぁ、どこ行っても人!
とにかく、ちょっと並んででも見ようよって事で、ナニゲにイタリア館並んだら、なんか建物の周りを複雑すぎてよく分かんない位に取り巻いてて、想像以上に待った後、漸く入館。

あ、でも、イタリア館良かったっす。
かの有名な(って妹が言ってた)踊るサテュロス像も見れましたし、ぜーんぶチョコで出来た車も見れましたしね(これ、どーしても気になってパビリオンのお姉さんに「万博後、この車どうするんですか?」って聞いたら、博物館に寄贈するみたいです。 「食べるんじゃないんですね」と何気なく言ったら「はぁ、やはり、長期間展示しておりますし、口にするのは不適切かと思われますので、そのようなイベントは執り行わないかと…」と真剣に返され、私がとんでもない食いしん坊かのような扱いを受けました☆って、アレか、今私が、大絶賛黒豚だからか? 鹿児島帰れってか!・ひがみ)
建物内部も、床がガラス張りになっていて、その下を青の洞窟を意識したかのような照明で青く染められた水が流れていて、小さな滝まであって、涼しいし、水の匂いがとても気持ちよかったです。

で、午後からは、森の方、森の方へと向かい(人間の本能)木々の間を散策しつつ、何か、水流したら、凄い涼しい音聞こえる壷とかに遭遇しつつ、最早暴利という言葉ですら生ぬるい高価格を見せる食物や飲料で自分を癒しつつ、長久手会場を一周って、何の冒険だこれ?
何修行?
ねぇ、私達何修行してるの?
何か、頭上から時々モワッとした霧とかが襲いかかってくるし(これも、暑さ対策だそうです)、自販機やコンビニ、トイレ、土産物屋全てに置いて、行列が出来ているし、もう、発狂寸前になりつつも、とにかく喉が渇いたときは、冷たい水が一番美味いという事を知っただけでも良かったのかと遠い目。
一応水筒は持っていっていたのですが、店に入った時は、まずペットボトルのお水を購入してガブ飲みしてました。
変に味ついてるよりも、喉にどんどん滑り落ちていって美味いのなんのって!

化粧なんざしてても無意味って事で日焼け止めと眉描いただけのノーメイク、首タオルONでさ迷い、本当に辛い時間帯は「もし、シャワーと着替えと、ベッドがある涼しい人のいないパビリオンがあったら、そこに一番行きたいよ。 二時間くらい眠るよ」と呻いてみたり。
実際、その日四時半出だったからかも知れないのですが、途中眠くて、眠くて、休憩中意識が本気で落ちていました。

その後、夕方の涼しくなった時間帯に、三菱のパビリオンの行列に挑戦。

思ったより短時間で入れたし(写真は、三菱パビリオンを案内してくれた、ロボットちゃんです)此方は、ほんと見て良かった!って感動。
もう、三方向が全てスクリーンといったような状態になるのですが、大迫力だし、本当にその世界内部にいるかのような錯覚を覚えられて、口ポカーンって開けっ放しになっちゃいました。

その後、JRのパビリオンやら、水木しげる展やら見た後、帰宅っていうか、そっから、また地獄。
帰りのリニモも超混み地獄だし、リニモ自体に乗り込むまでに、大分並ばなきゃなんないのよねぇ…。
最早、棒が足ってな状態になりつつ、殆ど悟りの境地に立ちつつ、呆然とした眼差しのまま何とか名古屋駅へ。
もうね、名古屋駅ついたとき、本気で脱力しましたから。
妹と二人汗でだくだくになりつつ、「万博って…万博って…」と呟き続けてみたり。

とにかく、人の少ない時期に行って、もう少し気候が良ければ楽しかったかも…と感じつつも、とにかく地元民としての義務は果たしたのだ!と胸を張ってみるのでした。