ウィリーmomiziと今週のスマスマ

という訳で、まぁ、ちょっと皆さん聞いてくださいよ。

私は、毎日、毎日ホンダの2Dayという原チャで通勤してるわけなんですけどね、この原チャは弟が乗ってる、所謂本気印な原チャに比べれば、そりゃあもう、シンプルっちゅうか、最低限の装備のみの仕様になってるわけなのですよ。
弟のなんか、法に触れない程度に改造なんかも施してあって、見た目からして全然違う生き物状態に陥っているのですが、私にしてみれば、毎日、毎日乗りまくるものだし、まぁ、そんな手こまなくても、走ればいいやーって心意気で、寒風吹きすさぶ朝も、渋滞地獄を恐る恐る脇を抜けて、会社にGO!してたわけなんです。


で、基本的に寒がりで熱がりな私ですので、今の季節の原チャ通勤はほんと身に染みて辛いのですが、実のところ通勤ラッシュの時間帯の道路は、阿鼻叫喚、最早地獄の名に相応しい様相を見せるので、そういう車どもを「フハハハ、人がゴミのようだ!」(Byムスカ様)と小声で呟きつつ抜き去っていくのは、快感でもあり、実際、車よりもバイクのが会社に早く着けたりするもんですから、どんだけさぶくなっても、とりあえずはバイクで通勤するようにしてたんです。


んが! 今日の私は、一味違いました。
ええ、23歳にもなって、アレなんですけど、否応もなく母親に「送っててくださいませ」と平伏。
見事な平伏。
物凄い頭の下げっぷり。
平伏プロフェスティバルとかあったら、出場確実のプライドのなさ!


だって、お外、ゴウゴウ風言うてるんやもの…。

あたいの事、こんな日に一人ぼっちにしたら……どっかに飛んでっちゃうよ?(岩のような体型で首を傾げつつ)

と、まぁ、そんな無駄に人の殺意を煽るような事書いてみたりしてみたりしつつも、ちゃんと、寒い以外の理由がありまして、やっぱり怖いのは風。
本日は、強風警報も出ており、バイクというのは風を生身でもろ被りしますから、煽られるとほんまに怖い事になるのです。
ていうか、怖い目に合ったのですって事で、ちょっと思い出してみたり。


今月の9日だったっけなぁ?
物凄い大寒波が来た日、ありましたよね?
もう、朝から凄いビュンビュン風で、ベッドから這い上がるようにして起きて、震えながら顔を洗った記憶があります。
で、その日は、お天気だけは結構良くて、私は「晴れの日はバイク」みたいな絶対基準がありましたので(アホの子やから)何の疑問もなく、お外へ…あぎぃーー!



え? 何この風?
ツンドラ
ツンドラ日本にきちゃったの?とか、もう、ちょとパニックになりつつ、それでもバイクのエンジンをかけ出発。

したら、もー、風がさ、向かい風と相乗効果で、すげぇのすげくないのって、痛い!

バカ! 痛いよ!

風が痛いよ!

目が乾くよ!

ドライアイだよ!!


ひぎーっとなりつつ、風によって顔面がもんのすごい惨状に陥りながら(もう、あの顔はホラーの意味で、18禁だったと思う)それでもえんやこら、えんやこら進むうちに、脳が多分スポンジとか、へちまとか、大分、軽くて隙間の多い物質で出来ているとしか思えないmomiziさんは、とうとうその強風を楽しく思うようになってきたのです。


だって、ほら、自転車とかだと、もうペダルとか漕げなくなると思うのですが、一応バイクなんで、エンジンかけてる間は向かい風にも負けずに前に進んでくれるし、今まで感じた事のない位の強い風に吹かれてるのが無性におかしくて、おかしくて、ちょっと半笑いになりながら運転し続ける私の姿は、多分通報物だったの思うのですが、それはそれ。

通勤経路の中でも一番私が好きな道。

ビューーッと真っ直ぐ続く高架の道を走っている時に、それは起こりました。


えーと、皆さんご存知の通り、高架っていうのは回りに建物がない場合が多く、特に私の住んでいるとこのような地方では、完全に吹きっ晒しの状態になっています。
当然、それまでの道路に比べても、風のあたりは強く、私のハンドルはブレにブレ、2Dayの半径100メートル以内に車の姿が全くない、もしくは追い越す祭に、大きく迂回して追い越してもらうという、危険極まりない、「オレ、全身凶器」みたいな状態になっておりました。
ただ、もう、そこまでいくと、わたしの愉快な気持ちも絶頂に達しており、体は寒さと風のせいでおこりにかかったように震えてるのですが、同時に「あははは」とかってちょっと声に出して笑ってたかもしれない、ほんと色んな意味で川を渡る一歩手前の人状態。


で、まぁ、そういう時の人間の心持っていうのは、ほら

さぁ♪ 
風にな〜って飛ぶわ♪

と、髑髏97の狭霧と太夫の歌が脳内でエンドレスリフレイン状態になっており「そうよ、私は、風! イタズラな、ピクシータイフーン★」とかなんとか、ほんと、頼むからどっか飛んでっちゃってくれよっていうか、お前、寒さのせいで鼻水出てんぞ?
鼻水、朝日に照らされて、ちょっと眩しいゾ?
と、いうテンパリ具合を見せるもので、風圧で呼吸すらままなってないというのに、結構ご機嫌だったんですよ。
はい、でね、ご機嫌になった人間が操るバイクってのは、自然と速度も上がるもので、ちゃちな原チャではありますが、ノリノリでエンジンを全開にふかした瞬間でした。





「あはははーーー! そう、私は風! 風になr…うわばばばばばばば!!





うん、なんか、ちょっと前輪が浮いた。
ちょっとだけだけど、ウィリーしちゃってた。


後ろの車輪だけが、私の事を支えてた。




うん、私、死ぬね!!(爽快に)





もうね、もうね、ウィリーとかそんなの華麗に乗りこなせるのは私の記憶では、ガチャピン仮面ライダーだけで、その仮面ライダーだって、クウガやってたオダギリジョーに至っては、バイクの免許持ってなかった訳で、え? じゃあ、彼は、ライダーじゃないの?

ただの仮面?
ただの、仮面クウガ
仮面男クウガ

ていうか、じゃあ、彼がバイクに乗ってるシーンは当然牽引だったわけで、仮面牽引クウガ?(それは、それでカッコイイ!)


あ、ちょっと待って?

これって、走灯馬っていうんじゃないの?
死に際に見るっていう、あの噂の走灯馬さんがいらっしゃってるの?

やめて!
走灯馬が、仮面牽引クウガじゃ死ぬに死ねない!



せめて、せめて、ツヨシと粟根さんが、舞台で共演している幻を見せてーーーーー!!!



って、バカーーーーーーー!!!



こんなこと考えとったら、ほんとに風になって飛んでってまう!(お空へ!)
頑張って、私の2DAY!
頑張って、私の体重!って事で、体を前方に倒して、ドスンと地面に前輪、後輪共につけ、無事二輪走行にリターンできたのですが、や、ほんとに前輪浮いたのには驚いちゃって、多分、最初に書いたとおり、最低限の装備しかないバイク自体が軽かったせいもあるかと今更考えてみたり。
とにかく、その時は、一旦落ち着くために路肩に寄せて停止して、深呼吸繰り返しましたもん。
もうね、超涙目入ってた。
てか、一粒二粒、涙がキラリ☆してたかもしれない。
その涙は、強い風に吹かれ宙に舞ってたかもしれない。(私の体が舞うとこだったのかもしれない)
そして、その輝きは風に煽られ、天に高く、高く舞い上がり、そう、皆さんご存知の通り、劇団☆新感線の、☆の部分になったのです……(つのだ☆ひろの☆の部分でも可)

って、でたらめを思い浮かべちゃうぐらい怖い経験を経て、それ以来風の強い日は、母上様に頭を下げようと決意したmomiziなのでございます……。

や、でも、ほんと風の強い日の外出は、皆さん気をつけたほうがよいですよ!




そんなこんなで、今週のスマスマ!


えーっと、ビストロは、負けたのですが、あーと、うん、どうもこう、感想もなく、あまり思うところもなく、ただ良純さんは面白い人だなぁという事と、安藤さんは安藤さんだなぁという感想を持って終わったような……。
なんというか、安藤さんは整った人だなあという印象を持ち、良純さんはいい意味で、とっちらかってる人だなぁとか感じてた気がする。
ツヨシは、色々凝ったお料理を作って、懸命に説明をしていたが、反応は不思議風味でしたねぇ…。
でも、あのマンゴーと鰯の奴は食べたいです。


それから、一青窈さんとのコラボは、私がこの頃彼女の和風ロックな曲が好きなせいか、かなり楽しかったり。
ていうか、震えをビブラ〜ドにかえた(笑)ツヨシの歌声が、なんだか彼女の世界に合っていて(超贔屓目)切なげな表情に胸がドキリンコ☆

やめて! 私を想ってそんな顔するのは!って夢見る少女でいたくなる位の切なげフェイスに否が応にもトキメかざるえなかったのですが、悲しいのは一青窈さんの「指きり」をお歌いになってくれなかった事。
この曲、かなり私好みやし、新曲なので、宣伝しなよ!とか思いつつ、スマには合わないかとか、諦め…。
や、「江戸ポルカ」も歌ってくれないだろうなぁとは思ってたのですが、それでも、ツヨシが素敵だったので、良いか〜〜とか、結局、何もかもツヨシ次第な私なのでした。


うぐー、しかし、最近のスマスマ……。
スマの番組なのに、スマを見れてない気がする…。

ゲストが多いせいなのかなぁ?

スマップが見たくて見てるので、もっと、スマップをやって見せてください!とか、委員長のように腰に手を当てて言いたくなってしまいました。