どっちと白夜行

小説の話を少し。

私は、相変わらず、のったりのったりと、現在ある小説に取り組んでいてっていうか、取り組んでいたのですが、五十枚ほど書いた時点で、今日お仕事をしてる最中に、「あ、今度送る賞の傾向なら、あっちのがよいのでは?」と思いなおして、前まで書いてたものを放置して、今、また新しいの書き出しました。

で、幸福な事に、私が、その新しく書き始めた小説というのは、まだ、学生だった事に、一度書き上げて、でも、全然駄目だったもので、それは勿論私が未熟だったのもあるのですが、伏線の量や、各エピソードの書き込みに必要なページ数が規定枚数に収まりきれるような代物じゃなかったのもあって、色んな意味で無謀だったなぁと思い返してみたり。


だけども、キャラクターにとても愛着があったのもあって、今回、ふと「ああ、思う存分アレを書いてもいいんじゃないか?」と思い至った瞬間、なんか、ぶわぁぁって、「嬉しい! あのお話が書ける!」って、ほんとにアホの子のように大喜び。


書きたい話があって、それを書ける条件が整っていて、後は書くだけって、なんて幸せなんだろうって思いますね。

ああ、ウズウズすると思いながら打ち始めているのですが、あんまり大事にしすぎてきたからか、書き出して、早速詰まっていたり。


まぁ、幸福な悩みなので、思う存分悩もうと思います。


今回は、前よりずっと面白く仕上げてやるからな、お前達!!(パソコン画面に開かれた、ワードに向かって)


あ、ていうか、でも、締め切りがあるから、いい加減脱出しないと(焦)



あと、そいから、そいから、髪の毛、染めまちた!!(わぁお!)


あのね、茶色!
でも、こう、暗いトコでは、変わってないような、あー、微妙な色合いです。

日の光の下だと、茶色に見えるけどね〜?って感じなのですが、まぁ、これで、随分印象変わったよーって、美容院の方にすげー猛プッシュされたので、うん、そうなのね〜とか納得。
や、でも、ほんとに、少しばかりですが、どうやっても年喰って見える容貌が、ちと若くなったような気がして、ほんとに嬉しいのですv


しかし、今回髪にかかった総合時間は、7時間半。
お値段は、ウン万円以上。
うふふ、いいの、後悔しない!
後悔しなくってよ!!(寂しくなったお財布の中を覗きつつ)


2月の10日は夕方に、地元のお知り合いの方々が関わっていらっしゃる演劇を見に行き、その後11日、12日と続けて「ビゲビズ」と「罪と罰」を見るという、演劇三昧な日々が待ち受けているので、これで、いっちょ気合が入りました!



んでんで、ではでは、そろそろ今週のどっちの料理ショー!!

あああ、またも、食べられずっていうか、ほんとそろそろ、食べれて「やっほ!」ってなってるツヨシが見たいよ。
で、あんかけチャーハンとカレー対決。
私的には、メニューの新鮮度合いから、チャーハン圧勝かな?とか思ってたのに、意外や意外の接戦に、おおお!と驚き。
とにかく、両シェフの手間の掛け具合が尋常じゃなくて、「ヘルシーっていうのは、手間が掛かるって事でもあるのね〜」とか納得。
美味しくヘルシーってほんまに難しい!!とか慄くのですが、私は私で、今回のダイエットで、野菜の美味しさに気付けたというか、「おおお、温野菜って美味しい!(でも、にんじんと、ピーマンと、なすびは嫌い)」みたいな心境に達する事が出来て、こんなに手間はかけられないから、私は、私に出来る範囲でヘルシーでいよう…とか決意。
ツヨシが、170センチの伸長にして55kgという脅威の体重である事に嫉妬心を感じながらも、とにかく後もう少しで到達する「美容体重」目指して邁進するのです!!(とはいえ、ツヨシはあんまし細っこいと、ちょっと心配)

しかし、短髪、黒衣装というビジュはほんとに萌え萌えですね〜!
可愛い、カワイイ。
なんか、近頃、ハズレがないよ。
いつ見ても、ツヨシが可愛いよ。
物凄い、不安定な子だったのに、どうしたことなのか、逆に不安だよ。
ああ、こんな可愛くて不安にさせるアイドルっこって、前代未聞なの?
てか、可愛いのを心配してしまう私が前代未聞なの?

それから、風邪から復活ーー!の姿を見れる「いいとも」さんを録り逃してしまって、ガックリ〜なのです。



続いて、「白夜行


原作を読んでいないので、そこらへんも含めて、物凄く私は新鮮に楽しんでいるのですが、そして、これは「自明の理だよ!」って事なのでしょうが、お話がねー、いいですよねーー!!

生半可ではない極限の悲しみみたいなものが、物凄く厳しいリズムでドラマの底辺を流れていて、それは、次々と起こる哀しい事の連続ゆえにだとは思うのですが、そのどれもが、油断ならない展開で、見てて全然飽きがこない。

惹きこまれ、呼吸を止められる。


それから、もう、私の中で、この白夜行の山田さんは凄い事になっていて、もう、これ以上値上がりしそうにないくらい「演じる」という事のポテンシャルの高さが凄すぎる人で無いのかい?って感じになっていて、少なくとも「テレビドラマ」という媒体の中で、悲惨なまでの境遇を、それを上回る悲惨な空気感で醸し出す、その「空気」の作りっぷりに感嘆。

徹頭徹尾「激しい」「ハード」な、演じ方をなされているのですが、私自体が「エキセントリック」なものを好む性質があるので、彼のテンションが上がれば上がるほど、眼が離せなくなってる自分がここに。


綾瀬さんもそうなのですが、白夜行カップルは若さゆえか、何ゆえか知らないのですが「醜さ」を恐れてないのですよね。
もう、顔をくっしゃくしゃにして、涙も、鼻水も恐れなくって、今の時代、キャプチャー映像取られて、ネットに流されそうなくらい、とても「醜い」顔を平気でなさって、魂ごとぶつけてくる。
彼らから、だだ漏れになっている「魂汁」みたいなのに、もう、アップアップと溺れそうなんですよ。
「魂汁」ダクダクなのですよ。

山田さんなんか、一瞬、物凄く暗くて醜くて、酷い、ぶよぶよと悪意に膨らんだようなそんなお顔を見せたかと思えば、次の瞬間、虚ろなでも、とっても渋くて格好良いお顔を見せたりして、特に今回の話は急速に山田さんが悪への道を転がり落ちていく話だから、その表情の変化がすばらしかった。

あと、個人的には的場のアニキも凄かったです!
三白眼の怖さ丸出し!!

白夜行は演じての皆さんが「自分のもっとも得意とする」分野を素直に演じてるような気がするんですよね〜。
的場さんがヤクザ役なんて、まんま過ぎ!って感じなのですが、その「まんま」の怖さが、酷すぎる。
暴力の象徴かの如き佇まいは、役と知っていても、普通に身が竦むような姿で、「あああ、こえーよーー!!」と震えてみたり。
あと、菊池君をやってらっしゃる田中さんもよい。
今時で、ダメダメで、調子に乗りやすくって、最初脅していた亮司に手もなく利用されて、それでも仲間意識を抱いてしまう、その「浅はか」さがとても可愛い。
安っぽい優しさが、凄く人間らしいし、その人間らしさをとても素直に見せてくれる。
巻き込まれる人間の弱さが滲む姿に、この白夜行でハズレのキャスティングってありえないんじゃ?とすら感じてくる。
面白いです。
凄い、面白く見させてもらってます。

ああ、来週も、心底楽しみだよ!!