月影十番勝負「約束」

momizipart22006-03-12

写真は、本文と関係なく、ポーションvv
アンドレに続け!!なのさ!
今日は、友達と焼肉食って、遊びまくってきまちたv
で、その際購入して、友人のと車のダッシュボードに並べて撮影。

おお、冒険の旅に出れそうだよ!!
でも、あちしは、ゴブリンにすらやられるね(笑)
助けて、ポーション!!

あと、本日、日記で告知した例のものお申し出下さいました方にメールでお送りしましたv
届いてない方いらっさいましたら、お知らせ下さい〜〜



昨日、観て来たんですよ「約束」。

某方様より譲渡頂いたチケットで。(ありがとうございました!)


で、感想は後ほどまた書くとして(そして、現時点で「罪罰」「ビゲスト」と感想文が三本溜まってるとして)凄く、そのお芝居を見たせいで、色んな事を考えていて、で、多分お芝居を見る前にやっとこ「かくれさと苦界行」を読み終えたからかもしれないけど、帰りの電車の中で合わせてぐるぐる言葉がいっぱい踊っていました。

隆せんせいのお話は、「吉原御免状」で初めて読んで、このかくれ里が二作目で、ほんとに、新感線が教えてくださったお話だったりするのですが、中島さんがお好きな話だけあって、活劇で、歴史浪漫で、ワクワクしながら読む話で、私はそういったイメージでもってこのお話に取り組んでいたんです。

だから、びっくりしたなぁ。

かくれさとのお話の中で、ポンと突き放されるようなそれでいて、引っ張られるような言葉があったんですよ。


正直な告白という言葉ほど、いかがわしいものはない。 正直というのは告白する人間の自己欺瞞であり虚飾である。 本音を言えば、それは正しく自分が、楽になることなのである。 自分だけが楽になって辛い事は全て相手にあずけてしまうことなのである。 そのために相手がどれだけ苦しみ、どれだけ辛い思いをしようと、そんなことは知ったことではない。 自分は正直に告白しただけである…。 この場合の正直という言葉は絶対に美徳ではない。相手の心を傷つけて平然としていられる浅薄さであり、破廉恥さであり、残酷さである。

まさか、かくれさとで、このような言葉に出会うとは思うていなかった。
隆せんせいは、「正直な告白」に傷ついたことがある人なのかも知れないと思うほどに、この言葉は、人間の本質を突いているような気がする。
正直が正しい時もあるし、正直な告白を待ち望む心はあれども、逆に知りたくない真実や、人の気持ちは絶対あるんですよね。

どうして、今そんな事を言うのだろう。
そのことを告げて、誰が救われるというのだろう。
自分だけが救われるんじゃないか、自分が楽になりたいだけじゃないかって、私自身に感じた事は多々あるし、他人に感じたこともあるんです。
言いたい放題に言うておいて「正直な告白」という言葉で自分を誤魔化したり、他人に誤魔化された事は、ある。
何度もある。

それを許す許さないとかではなくて、それが正しい正しくないというのではなくて、ただ、思い返してみれば、私が心からこの人のこと好きだなぁと、この人といると心地よいなぁと思える大切な方々は皆、優しい嘘を吐ける方々ばかりだと思い返すのです。
コミニケーションとは、そういうことだなぁと思うのです。

正直でい続けるという事は、他人とのコミニケーションを一部諦めねばならない部分もあるのです。
自分が心地よくあるために他者との係わり合いを諦めるのか、それとも優しい嘘をついて他人とコミニケイトするのか。

隆せんせいは、少なくとも優しい嘘が吐ける方だったのだなぁと思い、そして「約束」の主人公の優しいのに不器用すぎるが故の哀しい正直さを想ったのです。

で、パンフレットの話。


「約束」のパンフレットはとっても、とっても素敵でした。

表紙の高田さんも宜しいのですが、木野さんや千葉さんのお写真も大変素敵。

私はツヨシの雑誌などの写真を眺める時の気持ちと、お芝居のパンフ等の写真への印象はまるっきり違っていて、それはその写真が持っている役割に厳然と差異があるからだとは分かっているのですが、この約束のパンフレットの写真達は、もう、この「約束」のパンフレットの写真として以外、どうしようもないような、このパンフレットのためだけに存在する潔さがとってもいい。
新感線の野波さんのお写真も、そういう部分があって、だから好き。


特に、伊勢志摩さんの写真などは、その目の強さに圧倒されました。
「目が強い」という印象というのは、決してこちらを睨んでいたりする際に「目が強いな」と思うのではなく、目が強く生まれた人はどれだけ凹もうと悲しもうと項垂れようと幸せの只中にいようと、きっとその目というのは強いままで、寂しい時すら目は強い眼差しを有しているのだろうと考えてみたり。
実際、芝居の中でも、伊勢志摩さんはずっと強い目の女であった。
最早「強い目」で生まれたという宿命なのだろうなぁと伊勢志摩さんの写真を見ながら、ぼんやり想像しています。

で、そのパンフレットには、コメントがいくつも寄せられていて、いのうえさんやまちゃリーダーやら、入江さんもいらしたのだが、いのうえさんのコメントがとてもよかった。

コメントの締めのある言葉も本当に素敵なのですが、コメントの中で、高田さんの事を羨ましいといのうえさんが仰っていて、それは偏にこの月影十番勝負の中で高田さんが自由に楽しみ続けた事に対しての羨みであって、ああ、ここにもしかしたら、ある部分のいのうえさんの本音があるのではと勘繰り。
自由になりたいいのうえさんもいるのか…。
そうなのか…と、考えるのです。


あと、そう、粟根氏もコメント寄せてますよーー。
粟根氏のお言葉も可愛らしくて素敵だらけなので、観に行かれる方は、是非パンフを!
鞄に入るサイズで1000円で、中島さんと高田さんの対談や、木野さん、池田さん、高田さんの対談も読めますので、是非、是非、ご購入下さい!!(回し者か!!)


で、色々わぁわぁ考えつつ、辛酸なめ子さんの「消費セラピー」読んでPDF欲しくなりつつ、帰宅すれば、スマステにマコとミコが!!!

おおお、かわいいよ。
どちらも色が白くてお雛様とお内裏様のようだよ。
でも、お内裏様の顔はちょと大きめだよ。
そこがかわいいのだよ。

ツヨシが慎吾に「僕達も手紙のやり取りをしようか」と提案するくだりに、私も衝撃を受けました。
あれは、慎吾もとってもビックリしたと思う。
多分深い考えのもとではない言葉だろうだけど、むしろ、言われた方がちょっと暫く、胸に留まりそうな、そんなびっくり提案。
ただ、見てる間、私はゆっきー宅で素敵な絵チャを見せてもらっていたので、意識が飛び飛びで、またビデオ見返さなきゃ!!と思っていたり。
覚えているのは、慎吾がスマステにこの頃出演しないツヨシに「もー、草なぎ剛は準レギュラーじゃないよ!」といっていて、ツヨシが「毎週でも来たいんだよ!」っていっているところ。
私はああいう風なシンツヨを見ると、テレビ向けコメントだろうなぁとは理解しながらも、同時に、例えば普段は「ああ、最近来てないなぁ」という事をすっかり忘れていても、あの瞬間、あの言葉を発している瞬間は、本当に寂しがっているんじゃないかなぁ?と夢見がちに。
ほんと、もっとスマステ出なよ!

それから、先ほどスマステHPを見ていたら、大下アナが大変素敵な言葉を書いてて、転載。

今日のラブレター特集、「久しくなかったな」っていうくらい、感動してしまいました(笑)。なぜ、そんなにグッときたかと考えてみたら、やっぱり、人はひとりでは生きていけなくて、誰かに思われて、支えられて生きることが幸せだからなんだろうなって。相手が自分のことを思ってくれていると分かれば嬉しいし、幸せですもんね。

おお、私が、かくれさとを読んで隆せんせいの言葉にぐるぐるした答えがここに!!

やはり、世界とはどこかとどこかで繋がっているのだと、自分の身近で起きた、こんな偶然に勝手に、運命を感じてしまうのでした。