メタマクゲーッツ!!&愛と死をみつめて

とりあえず、ご報告。

とれたよ、メタマク!!

今回は、Yッキーの分も請負って事で、すげー緊張したのですが、おおお、良かったよ、良かったよ〜!!とはいえ、昼公演のみしか手に入ってないので、同日の夜公演は当日券並ぶつもり。

その時は、どうぞ宜しくなのです!!>Yッキー


しかし、ほんとに今回は超激戦でしたね〜〜。

先行で、だいぶはけてたみたいで、売り出して数分で完売!
私は、とりあえず昼確保した後、夜の分も申し込んであったのですが、四番目にもかかわらず(そして、ほんとに一枚確保してから数分で自分の番がきたにも関わらず)ゲットならず。
とはいえ、ほんとに、地元オペレーターの優秀さに息を呑むばかりで、これからもよろしくお願いします〜〜と土下座の心境なのでした!!




さて、それでは、はい、「愛と死をみつめて」感想を、つらつらと。



おおおおお、凄い、もう、正攻法でいったなってうん、あー、こう、あまりこねくり回した言葉で感想を言いたくないような私は、ほんとにストレートな言葉しか出なくなっちゃうような、そんな心境になってます。

私は、吉永さんのも、前にドラマで放送されてたのも知らないのですが、単純に、なんて悲しい!!ってそんな気持ちに。

私は、最初、ツヨシと広末さんの透明感ゆえに濾過されたこれは悲しみだと感じながらドラマを見ていたのですが、むしろ、もっと色々な雑多な、たくさんの悲しみをごちゃまぜにしたような、複雑で、一言では言い表し難い悲しみを、あの二人は有していたのだろうなぁと感じています。
複雑であるが故に、透明度をまさねばならなかった悲しみというか…、難しいなぁ…、うーん、難しいよ、ドラマを「美しい」と思いながら、ミコを美しいと思いながら、その強さを美しいと思いながら、実話である以上「美しい悲しみ」を感じてしまってよいのだろうか?と煩悶。


ミコはでも、凄いですね。

強いし、美しい。


私は大して姿かたちに自信がある人間ではないのだけれども、顔を半分失くす絶望を想像すると怖い。
凄く怖い。

マコの事が好きだから、本当に好きだから「こないで!」とゆうた彼女の気持ちがよく分かる。

もし、どれだけ信じていても、どれだけマコを信頼してても「もし」彼に慄かれたら、彼の目の中に自分の容貌への同情心を見出してしまったらと想像すると、ほんとに震えるしかないのでしょう。

トイレの中震えの止まらぬ手で、自分の姿を見たミコの恐怖と悲しみと絶望の顔が凄かった。
広末さんが、ミコに見えた。
本当に怖がってるようにしか見えなかった。

受け入れようとしても、受け入れ難い現実に直面した時の極限があすこにありました。

マコの為に、ミコは生きたのだと思うのです。


マコが生きてと願ったからミコは生きていたのです。


ツヨシが、徹頭徹尾「静けさ」を基調とした表情をなさってて、それが故に、意思の強さが滲んでいて、だからこそ、睡眠薬を「生きたい!」と言いながら、貪る姿に、私は「生命力」というものを見出していました。

静かだからこその強い生命力。


ミコが意地悪を言ってしまったのも分かるような、輝くばかりの「健康」。


第一夜は、本当にだーだーと泣いてしまっていて、特にあのベッドでのキスシーンはいけなかった。
あの、マコの優しいような、鋭いような、美しいばかりの眼差しが痛かった。
ミコが、健気で、もう「ううう…」と嗚咽が漏れまくり。

綺麗な頃の「私を見て」とゆう、その純粋な願望を抱きしめる事でマコは受け止めようとして、頑張って、頑張って、多分あの時受け止め損ねていた、そんなマコを私は見出しています。
きっと、マコには分からなかったのだろうなぁって思うのです。
ミコが抱えている悲しみの正体を。

そして、それは見てる私にも分からなかったのです。

物凄い深い深い、複雑で言葉に言い表せない、誰にも癒すことの出来ない悲しみをきっとミコは抱えていて、その悲しみの冷たさを、マコはその真っ直ぐさで、きっと外側から暖めてあげていたんじゃないかな?って、マコはミコの太陽だったんじゃないかなぁって、そればっかり。
ミコを支えるマコの掌はきっと熱かったのですよ。

ユースケさんも大層よかった。

あの人が何も言わずただ、眼差しの中に色を混ぜ込んでいく事が出来る人だ。
空気の色合いを変える事が出来る人だ。
シーンとした、優しい静けさの中で、曖昧な微笑を浮かべながら、ミコの悲しみに、医者の立場から誠実に対峙する姿の静謐さと、美しさに、何度も息を呑まされた。

大杉さんもよかったなぁ……。
あのお父さんの苦悩と娘への愛情の大きさには、本当に打たれるばかりでしたよ。
父親という立場の切なさ、ジレンマ、苦しみ全部、全部を内包して、大杉さんは台詞の一つ一つを大切に発していなさったような気がする。


マコは、ツヨシのマコは、真っ直ぐで、愚かで、でも真っ直ぐで、ミコを追って、ミコを想って、人間で、分からない事だらけで、だからこそ、きっとミコはマコを愛したのだと、凄くよく伝わってきました。

表情が、声が、眼差しが、伝わるのです。
マコの愛が伝わってくるのです。

贔屓目だけれども、よかったよ。
ツヨシのマコよかったよって、言いたい。
ミコに心底惚れてて、夢中で、がむしゃらで、それでも静かな、どこか静かな、優しいそんなマコ。

ツヨシはドラマや映画で死と直面する役が多くて、あの人と「死」というものの関係性に悩まされるのですが、ただ、死に直面しているという悲しい事象と、ツヨシの持つ独特の静けさがマッチしているのかもしれないなぁと今回ぼんやり。

悲劇だけれども、とても悲劇だけれども、最後手紙を燃やすマコにそっと頷く、綺麗な綺麗なミコを見て、ああ、マコがミコを許したようにミコもマコを許したのだと感じたのです。
許しあい、支え合い、そうやって愛し合った。


よいドラマでした。
悲しいドラマでした。

巧く、まだ感想を書き切れないので、とりあえずの感想を。
また、追記やら、べつの日に感想、書くかもしれません。