本日、現在の職場出勤最終日〜!

momizipart22006-04-14

うおおお、さびしーー!!!
もー、やだよやだやだやだ!!と喚いても、だだをこねても本日が最終日という現実は変わらず私はドナドナ〜♪と、事務所を変わるのですが、そんな私に、先輩方が、お餞別を下さいまして、なんてOL儀式!!と感動。
や、私も、ちゃんと今日が最後だからってんで、お菓子配って、挨拶まわりもしたのですが、OL達に囲まれてお餞別を受け取る際には、「あああ、こういうのがいいんだよ! こういう『普通』っぽい感じの中にずっといたいんだよ!!」と心の中で慟哭。

自分の環境としては穏やかで、平和で、まったり〜が大好きなのだと今更確認。
私の持ってる好奇心ってのは、その「範囲」から逸脱しない程度のものなのだなぁとか思いつつも、帰ってきてから、お餞別の包装をワクワクしつつ開いてみたり。

わぁ! 可愛いハンドタオルが!! それに、ペンとか、うん、キャンディとか、それから、それから、コップも!! それに…えっと、えっと…え…これは???

うん、はい、ここでね、今回載せてる写真に注目してほしいんでけど、まず、あれだ、コップの柄から、おねーさん引っかかっていきたいと思う。
ここに全力で引っかかりたいと思う。

犬だ。
白い犬が飛んでいるのだ。
大層可愛らしいし、私が犬を飼っているからこそのチョイスだと思う。
しかし、「ふぁいと!」である。
ここを見過ごせない私がいる、
もう、ひらがなで記されている脱力感もあいまって、私の、掛け声とともに振り上げる筈の拳の速度も鈍ろうかってなものであるが、しかし「ふぁいと!」である。

これはあれか、新しい職場でもがんばんなさいよという先輩なりのエールか。
私が散々異動を嫌がっていたから、その背中を押すつもりでの、このカップか。
このカップを見つけたときに「是非,momiziに!」と思ってくださったのであろうか?

そうか、そうか、「ふぁいと!」か。
もう、これ程までにメッセージ性のあるのようなないような、どう受け止めて良いのか分からないカップは、「四十八手」を記してあるコップぐらいではないだろうか?
ふぁいと!…か。(遠い目になる)

で、アレだ、その前の黄色い物体は、うん、どう説明すればー、いいのだろうなー。
あのー、その、なんか、こう手でぐにゅぐにゅやって、肩こりを解消し、リラックスを促す奴なんですけど、なんか「知的発達」の手助けもするそうで、アホの子としては嬉しい限りって言うか、本気でこのチョイスは読めない。
知性を発達させないとやばいよ?という隠されたメッセージなの?
あ、それともデスクワーク故の肩こりの解消の為に?
しかし、餞別に、このくにゅくにゅするやつを選ぶなんて、なんか侮れないわ?!という事で、餞別の意味を色々読み解きつつも、月曜から始まる新しい生活に不安盛りだくさんなmomiziなのでした〜〜



あ、それから、それから、ゆっきーがバトンの回答の「BASARA」部分に反応してくれて〜、嬉しかったり!!
画集は私も二冊とも持ってるよ!!
BASARAは、ほんと私の語らせたら…凄いよ?
止まんないよ?
ヲタの漫画語りは大変な事になるよ??

ほんっっっっっっとに好きなんすよ!!

もー、言葉の使い方がガツンっと、秀逸だった。
コミックスの二巻で、洞窟の中で、繋がれたまま、ほとんど岩と同化しちゃって、ずっと、ずっと、「戦士」の事を待ち続けた老人がいて、その老人の人生というのは、ほんとにずっと長い間惨めに洞窟の中で、身動きできないままとらわれ続けるしかないという悲惨なもので、それでも強い決意を失う事はなくて、尚更、それが残酷に、衝撃だったのですが、そういう老人を指して、主人公の更紗がねー、思うんですよ。

私は、いやだ。って。
こんな無駄で、醜悪で、惨めで哀れな生涯はいやだって。

でね、その後、泣くのですよ。

けれど、見事な、と。


その時の衝撃といったら!!
言葉選びというものの、凄さを見ました。
ここで、「見事」という言葉を書けるのが凄いって。
見事という言葉を聞くと、いつも、この場面を思い出す。
私、多分それ以来なんですよ。
どこで、どう言葉を使うのが、効果的かというのを考えるようになったのは。
どこに、どの言葉を入れれば、読んでる人の心に違和感と爽快感を残す事が出来るのかって、でも、まぁ、全然なんですけどー、でも、その一連の流れを読んだ瞬間、ああ、なんか、もう、次元が違うなーって慄いたのはよく覚えてるんです。
もう、だだはまりですよ。
ほんとに。

決してお洒落じゃないし、軽妙でもないし、『今時』の感覚ではないのですけど、あの時、中学生だった私に「それでも、何があっても、どんな時代で、どんな状況であっても、生命とは尊いものなのだ」と一貫して伝え続けてくれた漫画っていうのは、あれだけで、なんか、もー、だから、先生みたいな、私にとって、物凄い尊敬できる教師みたいな、そんなスタンスの漫画。

更紗が、好きだったなーーー。
惑って、迷って、でも、走り続ける姿が本当にかっこよい、正しいヒロインという感じで、大好きでした。

あ、でも、正しい意味で、おおっっと、オトメレーダーが反応したのは四道…orz
何も分かってない不器用な残酷さが好きだったなーーー。

てか、BASARAの登場人物で、こいつ心底嫌いっていう人が思い浮かばない…。
BASARAを読んでから、人間というものを描く事に大変優れた漫画家さんなのだなぁって、田村さんの事を思ってますね。

と、まぁ、漫画語りなのでした。


さて、で、今日は、「ヴァージニアウルフなんかこわくない」も当然敗退だし…(昼休みにちょっと挑んでみた)まぁ、色々不安ながらもとりあえず良い夢見るために、ゆっくりヤスみたいと思います〜〜。
小説はとりあえず、216ページまで到達。
あああ、五月末締めなのに、間に合う気がしねえ…意地でも間に合わせるけど!!!
そんなmomiziなのでした!!