父帰る・屋上の狂人
成人式の朝に、私は「情熱大陸」のツヨシの回のビデオを見ていました。
髪の毛の用意をして貰うために、早朝に起きていて、それから式の間まで長い間暇になるので、着物を着付けてもらって、化粧も、髪結いもしてもらって、一人で、静かな、静かな朝に、見損ねていた「情熱大陸」を見たのです。
あの時、ツヨシが私の「門出」だった。
大人になるという事、働くという事、懸命に取り組むという事の姿を教えてくれた。
あの時からかなぁ。
私は、ツヨシを「信仰」しているのは。
「父帰る/屋上の狂人」見てきました。
神様を見てきた気持ちです。
思い出すと、涙が出る。
ありがたくて、涙が出る。
間違いなく、舞台の上のツヨシは私の神様だった。
崇拝だ。
全身全霊で崇拝だよ。
盲信だよ。
全部、全部攫われた。
ひれ伏したいと思う人だ。
今凄くしんどい。
全部置いてきてしまった。
あの劇場に私の全部がまだ、置いてある心地です。
私が、私の所に戻ってきてくれるだろうかと、怖くなっている。
それほどまでに、魂を奪われた。
神様がいた。
私の神様はアレだ!と思ってしまうほどに、圧倒された。
素晴らしい舞台でした。
出演者の方も、演出も、セットも何もかも、もう、何もかもが素晴らしかった。
ああ、わかんないや。
もう、巧くいえないんです。
でも、今、ツヨシの話が凄くしたいのです。
あの人の事しか考えていたくないのです。
この飢えはなんでしょうね?
飢えている、とても。
寂しいくらいに。
渇望するほどに、ツヨシが見たい。
以下パンフすこーーし、ネタバレ
祭り先輩と対談してはる!!!!と、驚愕。
写真の二人が、その人間性を表していて大層可愛い。
てか、先輩二度も来てくださってたんや…
す…すげー……!!
ツヨシは祭り先輩をまっすぐ見つめてはるのに、祭り先輩は照れた感じで少し目線をずらしている。
どちらも「らしい」、素敵な写真だ。
しかし、その二人を結んだのが古田新太と知って更に腰抜かしっちうかーー、もー、つltu
つんはーー、古田さんのことを愛しすぎやと思うのよ!!
何処行ってもするでしょ?! 古田さんの話!!
男友達同士っぽいのがよいし、お互いに尊敬しあってるのも分かるけど、あのパンフで唐突に古田さんをべた褒めしだすツッツンに、のたうちまわり!!
尊敬してんのね!!
友達だもんね!!
馬鹿!!
もう、祭り先輩可愛すぎ!!!!!
そして、その古田さんが牛山先輩の役でツヨシと共演してた際にツヨシを「凄い」と褒めていらっしゃった事を知り、私は喜びに打ち震えました。
てか、二人の間で「古田新太」の話で一頻り盛り上がってるのがステキすぎる。
そうだよ。
やっぱ、そうなんだよ。
世界は繋がってんのよ。
地球は丸くって、人と人とは点と点を繋げて線にしてるのよ。
今、誰かと誰かが繋ぎあってる手は、もう片方の手も誰かとつながれていて、ぐるぐる回って「縁」が「円」になるのよ。
古田さんが凄いと言っていた。
ツヨシを、祭り先輩という「友達」に対して「凄い」という言葉で褒めていた。
そして、その祭り先輩も、剛を褒めてくださって、剛も堤先輩に憧れていて、しかも、古田さんに感謝の気持ちをこめて「焼酎」を持っていくと言っている。
繋がっていく。
人と人とが繋がっていく。
私の大好きな人たちがどんどん繋がっていて、ほんとうにくらくらする。
私が、今、誰かと繋いでる手が、きっと、ずっとずっと巡ってその先にツヨシと握手していると思うと、それだけで私は明日も、その先も、ずっとずっと頑張ってゆける。
わたしのかみさまだ。
今は、何も怖くないのです。
今は、飢えて渇望しているくせに、不満や怖い事がなくて、ただ、ツヨシの事を考えている。
宗教でいいや。
うん。
宗教でいいよ。
この崇拝の気持ちは、もう、そんな感じなのだ。
祈りとか捧げられてしまうのだ。
ウィークリーぴあの劇評にあった芝居の怪物という言葉を思い出す。
まさに、その通りだ。
あれは、怪物だよ。
そして、かみさまだよ。
ゲーテの格言集にあった、「太陽が輝けば塵も輝く」という言葉を思う。
キラキラのツヨシの光で、私も、明日から頑張ってみようと思う。