週刊日記という矛盾

日記から、ブログに移行する際、私はこの場所を「日記」として使用する心積もりであったのに、最早日記と言えない状況を呈しているのですけど、それはどうしたものなのでしょう。
忙しいのかと考えると、正直さほどでもないのです。
ええ、もう、ぶっちゃけると、さほどでもない。

本当に忙しい人から見れば、私のいる場所は、かなりぬるーーい。

だが、このぬるーーーい忙しさってのは、あれだね、いいわけだけど、こう、物事への取り組み方自体をぬるくさせますよねーー。

とはいえ、もっと忙しくなれ!とは微塵も願う気はないのですが、最近の私はと言えば、「弁護士 灰島秀樹」以後、八嶋こと、眼鏡王子が気になって気になって気になって、これ以上広がらないで、私のカオス!と自分自身に懇願する日々を送っています。
弁護士以後、八嶋氏出演の舞台が見たくて、とりあえず録画したまま手をつけていなかったナイロンの「消失」を見て、これがまぁ、酷い位に素晴らしくって、萌を満たす為に見た芝居ビデオに更なる飢餓感を植えつけられて惑ってみたり。
生でみてーー!!!と切望する位の、切なさ具合。
「消失」ほんと、すごいよ。
傑作だよ。
素晴らしいよ。
ズガンと打たれてしまって、そりゃ月はあんたの味方だろうさと、みのすけ氏をとりあえず詰ってみる。(みのすけ氏のやってなさる日記名。 日記内の記述に見られたのだが、八嶋@眼鏡王子VSみのすけ@月はぼくの味方な、ブログ名揶揄対決が、小さい男同士で何をムキになっているのやら式に可愛い。 世界中の男が小さくなればいいのに!!)
大倉さんと、みのすけ氏の兄弟の、尋常じゃない発狂切なさに息が止まり、三宅さんのテンションの怖さに微笑み、犬山さんの頑固なまでの健気さに撃たれ、眉の太さがいやにエロイ松永嬢の犠牲的姿に一番共感し、そして、弁護士〜に続き、またしても松永嬢のハートをゲッツ!な役所で、赤いつなぎ姿とか、凝視してたら死んでしまう!的可愛い格好いい八嶋さんに、「あ、これは、もうじき私致死量越えるな」と慄かされました。
とにかく、現状で、他人にもっともお勧めしたい作品だなー。
これと、「全ての犬〜」はどっちも大好きだ。
消失は、誰かと並んで、暖かな部屋で見たい。
2人でいるのに、物凄く寂しくなる感覚を味わってみたいなー。
ちなみに、独りで見てたので、思う存分泣きました。

で、そんな風に眼鏡王子に心奪われていた私に、「眼鏡キャラはわしのが先やぞ!」(噂の男パンフ掲載の、粟根氏作の漫画より)とばかりに、天テレMAX出演の情報が舞い込みまして、正直、ただ今大変不安に慄いています。
古田氏が特撮に出た際の役名が「満点さん」(ビン底眼鏡のガリ勉キャラ)だったことを鑑みると、粟根氏は、もう、あれだよ、子供番組だし、本人も着ぐるみ好きという事で、物凄く原型を留めてないキャラかもしれない。
唯でさえ、舞台俳優と言う事で映像画面では浮きがちな挙動不審さ、色合いを持っている人なのに、どうしよう、子供から遠巻きに見られるような異常具合を全身から発していたら、私はとりあえず泣くしかない。
あと、正直粟根さんと子供達という図が、犯罪の匂いがしていやだ。
大丈夫なのか、NHK。
ちゃんと分かってんのか、NHK。
吉田メタルさんの天テレ出演は、物凄くすんなりその図を思い浮かべられたのに、どうしてだろう、粟根さんと天テレは、その字面だけでも相容れなさが伝わってきて、とにかく動機が激しい。
ようし、とりあえずトンチキな格好をして、大層はりきってる粟根氏だけは、思い浮かんだ。
オーケー、オーケー、まぁ、とりあえず最悪は予想しておくべきだ。
おはスタ」に山寺氏の代役「コーキー」として出演したミタニン位の居た堪れなさは予想しておくべきだと思う。
粟根氏に対しては、自衛して、自衛して、自衛しまくる位で丁度いい事が結構多いのだ(歌とか歌とか笑いとか)

その上で、あれだ、可愛かったり、かっこよかったり、思いの外収まりがよかったときに心から喜ぼう。
うん、どうせ、来週のめちゃいけを標準録画するために(河野王子出演。 フィットネスさんが好きな友人も一緒になって喜んでおり、妹が物凄いはしゃいでいた現状に、あの白い歯の人の威力の凄さを知る)、DVD−Rは買うつもりだったし、おおお、粟根さん、どうぞ、後で落ち込まないでいられるほどには天テレで輝く貴方であれ!!


そいで、えーと、先週のも含め「ぼくの歩く道」感想を簡潔に。
私は、このシリーズに限り、脚本家である橋部さんにとても注目した感想を書いてしまうのですが、橋部先生の書き手としての欲望が、一体どこにあるのか、これほどまでにストイックでいられる理由が知りたくて仕方がありません。
こういう書き方をすると誤解を招くかもしれないのですが、見ててキャラメルボックスの成井さんを思い出しました。(キャラメルボックスという劇団名が、思いの外色んな意味があるものらしくて、前置きを書かずにはいられないのですが)
つまり、成井氏が書くものが、どこまでもその性善性ゆえのストイックさを感じさせるのと同意義に、「ぼくの歩く道」は、丁寧に淡々と、静謐さを描き続けるが故に、間違いなくストイックで、だから、どこの台詞に橋部さんは自分の「欲望」をこめているのだろうって、つまり書き手としてのカタルシスを何処で得ているのだろうって、勝手に興味を持ってしまっていたのです。

先週がね、物凄く切なかったんです。
都古ちゃんの苦しみっていうのは、殊の外台詞で表現されてないからこそ、すんごい伝わってきて、彼女が、どういう風に、河原さんの事が好きなのかって、ちゃんと考えると、スゴイ寂しいんですよ。
全部が寂しい。
で、その寂しさから一番遠い場所にテルはいて、その距離も寂しいなぁって。

最後、黄色い傘を差しかけるじゃないですか。

あれは、優しさだったんだろうか?って思って。
橋部さんの、そこがストイックさだと思うのですけど、一切、言い訳も説明もなく、ドラマの流れとして周到なまでの丁寧さで、あの最後、完璧に「傘」をテルは都古ちゃんに差しかけてあげていて、例えば、こだわってるのかもしれないのですけども、ああいう事こそを「純粋」というのならば、私は、本当に素直に受け入れてしまえるんですよね。
優しい気持ちだったのか、察するところがあったのか、ただドラマでそういう風になっていたからなのか。
どれでもいいんですよ。
結局、それで都古も、視聴者も救われたのだから。

そして、今週のラストも凄かったな。
今週のお話は何処をとっても素晴らしくて、とくに「結婚」に関する母と息子の会話なんて、長山さんの息子を正しく愛するが故に言葉を失う姿が堪らなくて私はしょうがなかったのですが、その中でも「出来ることが多い事がいいわけでも、できない事が多いのが悪いわけでもないの」という言葉に滅茶苦茶救われました。

小さな都古ちゃんが、「テルは怒れないの? だったらしょうがないね。 私が代わりに怒ってあげる」という台詞もいいな。
それは甘やかしじゃなくって、現実を現実のままに、素直に受け止めたゆえの結論で、私自身出来ない事が多すぎる身故に、ふって、あのお母さんや、都古ちゃんに受け止めてもらえたような気持ちになってしまいました。

そして、結婚式。

テルは間違いなく都古ちゃんが好きなんです。
10歳だって、恋はします。
しかも、テルは、どうも嫉妬深いみたいです。
花束を渡すとき、前を向いたまま、並んで渡して、河原さんとの間に都古ちゃんを挟んで、まるで自分こそが新郎であるかのような頑是無い顔をして、私は凄いドキドキして、テルが何か言っちゃいけないことを、やっちゃいけない事をやるんじゃないだろうか?って不安になって、だから、余計に、あの最後の台詞はキたなぁ。
あの笑顔は、何処から生まれたのだろう。

愛おしいなぁと思いました。

今回、本当に素晴らしかった。
テルが愛おしい。
涙がうわーって、湧くように出て、感動というよりも、染み入るようにして、あの笑顔に涙腺を押されてしまった。

テルが、今回の経験を経て、それでも、心から幸せになれればよいなー。

とゆうわけで、友人と海の博物館に取材に行きがてら、物凄い贅沢をした事や、事故の後のゴタゴタ報告など書きたい事は色々あるのですが、えーと、今日はここまで!!
おやすみなさい!