終わった!!

肩こりのせいで吐き気が止まらなかった。
睡眠不足のせいで、眩暈が酷かった。
おきていても、眠っていても、文字ばかりが溢れていて、このまま溺れて死ぬんじゃないかと思った。

な ん て ね !

はいはいはい、三月終了です。
企業にお勤めの皆様、年度末終了です。
お疲れ様です、お疲れ様です。
そして、私の修羅場全終了ーーーー!!!!
イベント後に突如組み込まれた予定により、小説地獄の様相を呈していた私ですが、正しく発狂いたしまして、もう、それは文字発狂というべき狂い具合でして、普段テンソンが呆れるほどに高い私なのですが、これが狂いますと、いきなり言葉少なになり電池が切れたようにぐったりとしながら、眼は虚空を彷徨うという可哀相具合を晒していたのですが、とりあえず終わりましたよ、終わりましたよ。
虚ろになってましたその時期はとりあえず、独り言が増え、自分でもびっくりするような凶暴な一言を、ホロリホロリと漏らしており、世が世なら即座に逮捕も辞さない構えの有様だったのですが、個人主義の昨今、多種多様な人々の個性が認められていく中、私のそんな不気味さも、皆様にはオールスルーしていただき、何とかかんとか今日の日を迎える事が出来ました!

ほんとに数日間の酷さったらなくて、小説漬けの日々の中でも大変苦しい時期を過ごしていたかもしれない。

えーと、イベント後、落選を知り速攻小説を書き出してから、9日間の間に、一応200枚ちょっと書いたのですが、本当にこれが精神状況酷い有様で、夜中毎日三時まで起きて書いて、書いて、書けなくなってぼーっとして、ほんとに無為な時間を重ねて、寝て、6時半に起きて、眠気を抑える薬飲んで、職場に行って、そんで帰宅して、また、書いて、書けなくなって…ていうね、この書けなくなってっていう時が本当に酷い。

今までなら、思い悩んだり七転八倒するのですが、最早諦念です。
齢24歳、小説を書き始めてから10年丁度。
自分が書けなくなって、ぼーっと虚脱してしまう時がある事も、そうなってしまうと無理に書こうとしてもお手上げで、とにかくまた次の一文が書けるようになるまで放置するしかない事も分かっていて、私は何より眠たい時期に、その睡眠時間を削ってぼーっと無為な時間を重ねていく事に大変追い詰められつつも「ま、仕方ないね」といつも、三時になるまでは起き、そして一日かけて僅か三枚ほどしか成果が上がらなかった時も「今はこういう時」と素直に諦めていたのです。

ま、この理由っていうのも、一旦糸が切れてしまっていたというか、イベント後暫くのんびりしようとか呑気な事を考えていたのに、いきなり「やっぱ書かなきゃ!」という焦燥にかられた頭と、「休みてぇよー」とダダをこねる体の分離が甚だしく、モチベーションが追いついてなかったっていうか、ぶっちゃけ書きたくなくて、書きたくないのを無理矢理「書く! 書きたい! 私書きたい!」と騙して、誑かして、転がして、やっと茶屋に並ばせたみたいなね! 私のしんどい具合がね! 文章にも反映されていたら、大変いい意味で息苦しい作品がかけているのでしょうが、もう判断できない!
もう、私、わかんないよ!

で、こういう時期の最中、何が貴重ってやっぱり時間が貴重で、何より貴重で、例え無為に過ごそうとも、その間は、切実に小説について考えていなくてはならない時で、勿論私という小説戦士にしてみれば、その間に他の事にかまけるなど言語道断! ストイック万歳!! 私は、この期間小説の為に生きる! ええい、振り返るな! 俺の屍を越えていけ!

うあー オグナかっこえーー(まさかの、展開)

うん、ごめん、めっさ、魔性の剣見たヨ
もう、自分でも訳わかんないんだけど、私限定の法則として言いたい、提言したい、学会に発表したい、私学会で誇らしげに胸を張りたい。

人間は極限に陥るとオグナを見る!と!(言い切った表情で)

もー、さー、人間の最後の砦って、オグナで……ええやん?(色んな意味での極論)
だってさー、かっこええんよー!
めっさ、かっこええんよー。
ほんとに虚ろになって、ゾンビのように「あーうー」と言いながら、私は無意識のうちにビデオデッキの中に魔性の剣をセットしてたからね。
オグナ見てた、オグナ。
三時間近いあの作品を、あの時期に見るという無為さは凄まじく、ほんとに、どういう極限だったのか思い出そうとしても思い出せないのだけども、奇しくも自分が大昔に書いた感想文にあるように、疲れてる時やへこんでるときはオグナって元気出るの。
滅茶苦茶元気出る。
意味の分からない空回りのパワーが沸き、その後、物凄く疲弊する(あかんやん)

でも、この衝動のように見たくなったとは私的にも、凄い意外でした。

私所有の私的に超絶カッコイイ人たち映像作品の中でも、オグナかーっていうね、極限ではオグナなのかーっていうね、そういう意外感。

剛に熱狂でもなく、イッセーさんに翻弄されるのでもなく、ラーさんのコントに笑うでもなく、オグナ。
オグナ粟根まこと

何でかなーって考えて、やはり、その思想のなさがいいんだろうなーって思いました。
理屈も何もない、もう身も蓋もない格好良さってぇの?
素直に受け止めて、「なんてかっこういいんだろ!」って目をハートにするしかないんだもんなー。
「毒の味しかしらんからな…」とかさ、「高くつくぞ?」とかさ、「残念だったな。 そこは土だ」とかさ、「縁があったらまた会おう!」とかさ、痺れるっつうの? もう、そのまんまだもの。
格好良さの条件書き出してって、そこから、女子向クール王子様キャラ書いたら、オグナになるもの。
中島先生渾身の「かっこつけキャラ」だもの。
オグナを語ろうとしても私、何も言葉が見つからないって言うか、結局どういうキャラなのよ?って問われようものなら、私、髪を一回書き上げて、出来るだけ低い声で言ってしまうわ。

「オグナ? そうね…。 彼はスーパークールな男よ」ってね!

で、もう、どの角度から見ても美形な彼に(特に「泣いたのか?」の角度が絶品! 死ぬ程美形! ばか! お前、その格好良さ、普段どこに隠してんだよ! 釣りベストか? 釣りベストの、ポケットか? 出し入れ自由なのか? もし自由なら、出しっぱなしにしとけー!! チャックを開けて、モロに見せとけーー!!!)癒やされるを超えて、脳内を溶かされきった後に届く衝撃のメール。

その日の夜中ですよ。
眠る前に携帯をチェックして目の前に飛び込んだのですよ。


うん、「にゃほー」って件名だったの。
呑気だよねー、うん、呑気な件名だ。
ゆっきーさんから来たの。
私はオグナに溶かされてて、相当虚ろで「あうあう、なんにゃい? なんにゃい?」と人間の言葉すら見失いつつメールを開けて、硬直したね。

えーーっと、多分知らない人から見たら親子写真だった。
めっちゃ親子。
おいおい、ゆっきーのおとーさん、観光に行って釣りベストチョイスかよ!
あはは、釣り?
今から親子で釣り?
そういうほほえましい写真て、粟根さんと、ゆっきーーやーーーーーんっ!
思わず渾身の突っ込みのち崩れ落ち。
そして、爆笑。
もう、深夜の台所で「ひぃっひっひひっひーー!!」と声を殺して爆笑。
犬、超見てた。
コタロー超怯えた顔で私の事見てた。
深夜、隈の酷い、髪の毛もぼっさぼさの完全に壊れてる女が台所で携帯を握り締めて爆笑するそんな春の夜なのですが、えーい、なんだこの可愛い写真は!と思わず携帯をぎゅっと抱きしめてみたり。
もう、完全無欠に親子なのな。
私、粟根さん大好きでゆっきーも大事な友達だから、それが並んで映ってたら、とにかく舞い上がるかと思ってたのに、何よりも「え? で、親子写真でしょ?」という、同じDNAが流れてるとしか思えない、なんだろ似かより具合? どうしたって「演劇ブックで8位に入りました。 小劇場界隈では知る人ぞ知るベテラン俳優と、その俳優の熱烈なファン」の写真に見えないの。
親子、マジ親子。
似てるとかそういうのじゃなくて、そっくりとかじゃなくて、粟根さんが肌の白い、可愛らしい感じの女性と結婚したら間にゆっきーが生まれてる姿が凄い想像できるような、そういうDNAの繋がりあるだろ的親子な写真。

福岡で、「まつさをな」のPRの為のラジオ出演ゲストの際に、見学にいったゆっきーが一緒に撮ってもらったそうなのですが、しんどい位可愛い。
あの、粟根さんが凄い綺麗に写ってるとか、そういうのじゃなくて、私の私的感情として、友達が凄い幸せそうに写真に映ってて、その隣に私の大好きな俳優さんがいるという、そういう宝物みたいな一枚。

私はその写真を眺めながら、白目を剥きつつ「この親子は、お父さんが娘に対してちょっと距離感をつかめてなくて、娘はのほほんとしてる天然っこなの。 そんで、お母さんはキャリアウーマンで今は外国に行ってて、そんな父と子で休日一緒に福岡に観光にきたところ、ホテルのロビーで、スタッフに『一枚お撮りしましょうか?』と声を掛けられてお父さんはもじもじしちゃって、『娘、いやがらないかな?』とか不安になったんだけど、娘は屈託なく『おとーさん、一緒に映ろうよ』とか言っちゃって、お父さん嬉しいけど、恥ずかしいから、照れくさくてちょっと半笑いになってて、娘は娘で写真に撮られるのにそうなれてないから、ちょっと顔が強張っちゃってるけど、そういうのも可愛い、何にしろ幸福なお話って如何ですか? 次回作にキャラメルボックスさん!! 著作権とか、スーパーフリーダムっすよ? 超自由!」と呼びかけてみたり。
何萌だ? これ?
友人と好き俳優の妄想ってドリーム小説を超えて、新しい一ジャンルじゃね?
もう、可哀相ジャンルまっさかりじゃね?
んで、この妄想は、「そんで、私(momizi)は、そんなゆっきーの家に遊びに行った際に、おとーさんが娘の友達が来たから!って張り切っちゃって、頑張って色々料理作ってくれるんだけど、冷やし中華とかはスープが少しすっぱかったり、揚げ物は揚げすぎちゃったりしてて、『うーん、微妙だなー』とか思ってたら、おとーさんが席を離れた隙にゆっきーに『ごめんね。 おとーさん、頑張りすぎちゃったの』って謝られて、『ううん。 全部、おいしーよ』という役がいいのですが、どうですかね?」とキャラメルボックスへの脳内出演交渉を始めたたりで、はっ!と私何やってんだろ?!と気付き終了(可哀相!)(私が!)(だって、この妄想って、所謂好きな人が出来た時に妄想しすぎて、その人との間に子供が出来た時の事まで考えちゃうパターンを踏襲してはいるんだけど、その道から明らかに外れてるもの。 正統妄想の道が首都高速道路だとしたら、私のは……隅田川?(川?!))

しかし、何にしろ幸福な時間をありがとうって事で、ゆっきーに教えてもらったその際の粟根氏の様子とか読むにつれ、ああ、なんて完璧なんだろうとしみじみしてしまう。

粟根さんって、そういう意味に置いては完璧なんすよ。
完璧に、人として真っ当で、正しくて、愛しい。
FANへの対応とか、誠実そのものだし、一つも厭う点がない。

正しい大人の姿をちゃんとしていて、心底尊敬するし、心底好感を持つ。

所詮役者は舞台の上で見る姿が本分とはわかっているのですが、それでも舞台の下に降りても、優しい人間である事に対し、同じ人として、好ましさを感じずにはいられない訳で、ゆっきーのメールを読んで最早、「じゃあさ、粟根まことってどういう役者なの?」と問われようものなら、即座に「そりゃ、スーパークールな役者よ」と答えてしまいそうな私がいるのでした。

とゆわけで、えーーい、修羅場終了と共に、今日から、とりあえず発狂の沈静化に勤めたいと思いますが、各種不義理してるところや書きたいものは書いていく所存。
あと、必要な手続き等は即座に対応していきますので、もう少しお待ちくださいませ!!

ではでは〜〜