BOXとどいた!! あと、最近の邦画感想色々

続々と嬉しいものが届く。

まず、素敵な御本でしょ? それから、チケットに、新感線のDVDボックス!

高いボックスの、更に高いやつを購入したので、時極表もお目見え。
おお、分厚いなどといいながら撫でて愛でる。
中を覗いてみれば、キラキラしい程に若い劇団員様方の姿があり、暫し立ち竦む。

80年代に、こういう青春を過ごしていた人たちなのだなぁと思うと、あの頃特有のメイクや照明の色、ファッションが余計に、何だかキラキラしくて、私はバブルの好景気の残り香しか嗅いでいない人間なのですが(というか、バブルという言葉自体、まさに泡の如き好景気の最中にはない言葉だったのでしょう)新感線はその、泡の中から何を掴んで今に至っているのだろうなぁと、思いを馳せてしまいました。
とりあえず、DVDを早く見たいなぁと切望しつつ、「まつさをな」を神戸で観てから、この子達に手をつけようと心に決める。
とりあえずはDVDをしまってある棚に陳列して、拝んでおきましょう。(のんのん)

そういえば、今週のスマスマも、ゆっきーさんと一緒に眺めさせて貰ったのですが!
最後のダンスの、キムツヨ部分にて、一瞬意識を失いました。
チャットにて、タカタカタンと、その場の感想を打ちつつ、スマスマを眺めているものですから、その瞬間キーボードには「kkkkkkkkkkkkkk」とかって、Kの羅列が!
キーボード押しっぱなし、口開けっ放し、このまま末期までいけば、涎とかも垂れるんじゃね?の放心具合で(ていうか、私は人よりも口が緩いのか、机につっぷして居眠りをすると60%以上の確率で涎を垂らしており、中学時代、国語の授業で居眠りをぶっこいてしまった際、涎が教科書に垂れて、クラス一の馬鹿男子に、かなりの勢いで虚仮にされ、マーライオンマーライオン(しかも、小さい方)と暫く呼ばれたのだが、メタルマクベスの潤さんの姿を見て、あれがマーライオンの正しい姿だ!と、その時の男子に伝えてやりたくなったって、これ何の話?)眺め入り、見惚れ、あの数十秒に魂を吸い尽くされたのですが、今年のコンサっていつから?(動機が!)
私は、昔のいいともで、達人の見本どおりの事が真似できたら合格!みたいなコーナーで、カバちゃんが見本にMAXのダンスをして、その見本どおりに剛が完璧に踊りこなした際に、もう何度目か計り知れない恋に落ちた記憶があり、剛のダンスがすんごい大好きで、しかも木村にーさんと完璧に合わせて踊ってる色気に、喉に鼻血が詰まるような興奮を覚えたのですが、あああ、ダンス見たいよー!!と欲求が高まりすぎておかしな感じです。

あと、スパイダーマンがさー、もう、くだらないし、悔しいのだけども、やっぱり面白くって、お腹が痛くなる位笑っちゃって。で、多分ゆっきーさんと見てたからというのもあるのですが、先日BS放送にてされた「TEXT」のような作りこまれた笑いと(勿論、片桐仁のオンステージ的な野生コントもあるのですが)こういう、アイドルをアホ極まりない場所で自由に泳がせるテレビなんかで昔からよくみられる笑いの手法というのは全然方法論としても違うんだろうなぁと思ってしまったり。(ゆっきーさんが、大層ウけていらっさって、野放しの力の恐ろしさを知る)
とはいえ、見てる人間の笑い声には全く変わりはないわけで、やー、スパイダーがかなり早めにマスク脱いじゃう辺りから、最後壁に張り付いてゴロースパイダーを応援するまでのくだりと、ゴロースパイダーが足に網が絡まって落ちるに落ちれない苦しげな姿等々、やー、おっかしかったなぁ!

あと、今週末いよいよ神戸なのですが(お会いできる方々、どうぞよろしくお願いいたします!)神戸にずっと気になっているフレンチレストランがあって、そこは美味しいと評判だったりするのですが! 何より気になっているのは、そう、店名だったりして、私の本名と同じなんですよ。
多分、オーナーが、一緒のお名前なのでしょうが、やー、今回是非行きたいとか思ったのですが、あいにくオーダーストップが21時で、夜公演見た後では勿論間に合わないし、最終日は、電車の時間もあるだろうしで、今回は断念。
次回こそ!とか思いつつ、オリエンタルホテルでまたなんか、やってくんないかなー?とか本末転倒なことを考えているのでした。
しかし、神戸、楽しみだなーーvvv
今回は中華街の方も連れて行って頂けるし、うきうきしすぎて、ダイエット失敗中です☆

やー、痩せない、痩せない! それでも、一応、二週間かけて3キロ程は落としたのですが、もう一声!の心境だったりして、ダイエットが最早趣味となりつつある私としては若干悔しい状況です。 
あとなー、2キロおちねーかなー!(無理!)
まぁ、こうやって書いてると、五キロ落すのなんて、無理に決まってるだろ的な感じなのでしょうが、逆に、まぁ、食べなきゃ痩せるっていうのは、基本だなぁって感じで、私のダイエットは、本当に体に悪いです!
オススメしない!
絶対やめたほうがいい!
一応、断食が基本だった頃に比べて若干物を食べるようになり、あさりとか、きのことか、春雨とか、根菜、卵豆腐等は口にするのですが、摂取カロリーが普段に比べてガクンと落ちるので、きっと体には良くない事なのだろうなぁと自覚中。
ただ、太ると即座に顔に出る体質なので、遊びに行く前とかに、切実に痩せたくなってしまって、無理を重ねてしまってます。
まぁ、このダイエット時期がなければ、私ほんとにとめどもない事になってしまってるので、たまに頑張るのはいい事だよなどと、自分に言い聞かせつつ、今週末の中華街でばっちりリバウンドしてきま〜〜す☆(刹那的快楽至上主義の人間)
買い食い、買い食い、肉まん、肉まん♪♪


さて、そんな今日この頃、ちょっと気合を入れて、暫くダダダダッと、邦画を見てみました。
ネタばれてるんで、ご注意!!

一応続きを読むにて記載ですー




此処最近見た、全ての映像作品の中で、かなりレベルの高いつまらなさを提供してくれて脱力。
原作漫画は知らないのですが、きっと面白いのでしょう。
今時無理のありすぎる設定に、浮世を離れた気分になろうにも無理のある、リアルさの皆無が大変グダグダで、見ててしんどくなりました。
女の子の可愛さと、伊勢谷さんの、無理のあるロマンスグレーを堪能する以外に何が出来たであろう?

とにかく、CGが安い!
設定も安い!
何もかもが安い!

きっとそこそこお金が掛かっているであろうに、この迫り来る安値感に「だから、名作漫画とか、無理に映画化しない方が……」と小さく呻く。

原作がどうなってるのかは、知らないんですけどね?
いきなり、お嬢様学校に通うことになっちゃった超スーパー優秀少女が、お嬢様生活に慣れへんわぁ、そうやチキンラーメンをみんなに食べさせて(で、そういう人をチキラーと呼んで、他の登場人物と差別化を計り、庶民感覚のある親しみ易いキャラクターという記号にしている)、うちらの庶民カミングアウトや!そんで、最終的にはカンフーして、悪の組織と戦って、銃で撃たれて大ピンチだけど、何故か無傷で、巨大化して、全部丸く収まっちゃった☆とか、なんか、もー、なんか、もーー、寒い!
うすら寒い!
あと、お嬢様学校の割に、お嬢様方の私服が六本木のキャバ嬢みたいで、髪型も化粧も、何もかもが上品とはかけ離れていて、セットはさすがに優雅にしてあるのに、どうしてこうなっちゃってるんだろう?とか、そこも疑問に。
アイシャドウとか、シルバーブルーとか、紫とか入れてるんだよ?
髪の毛もチリチリのウェーブを派手なアップにしてて、この前スーパーテレビでやってた風俗嬢と一緒の髪型だし、みんな派手目のショールに黒い細身の肩だしドレスだし、浮世離れるなら、ほんとに今時ありえないような、お嬢様っぽい格好してくれればいいのに、そこも中途半端!

どうして、絶対に100点が取れる事がないと知りながら、マンガを映画化したがるのか、利益がオリジナル映画よりも見込めるのか、そこらへんも含めて聞きたいのですが、何にしろ、やぁ、本当につまらなかったなぁ!(爽快)
私は、「のだめ」ドラマ毎週見てましたし、上野樹里さんは可愛いなーと思えるのですが、この主人公はミスキャストというか、好きになれくて、そこらへんも私的敗因かしら?

なんにしろ、いろーーーんな意味で全身が虚脱するような作品でした

乱歩地獄 デラックス版 [DVD]

乱歩地獄 デラックス版 [DVD]

乱歩といえば、エログロナンセンスみたいな先入観があって(とはいえ、少年探偵団を読んでました!)さぁて、明智先生は誰がお演りになってるのかな?といえば、浅野忠信と、もうそこで、既に前衛の香りが!
あと、邦画界の狭さを感じさせるキャスティングで、寺島の兄貴と浅野な「金持ち兄弟」や、松田龍平と浅野な「ご法度」仲間、浅野と大森南郎の「殺し屋イチ」関係と、わぁ、邦画のキャストは全部浅野と繋がってるんじゃない? ケヴィン・ベーコンの法則((Six Degrees of KevinBacon)ハリウッドの俳優は、誰でもその共演者を辿っていくと、必ず6人以内にケビン・ベーコンにたどり着くという、ケヴィン・ベーコンの役の幅広さを表すような法則。 ちなみに、私はスリーパーズのケヴィン・ベーコンが一等好きなのだが、同意を得られにくい)のように、絶対、浅野忠信の法則は、邦画界ではあるね!と確信しつつ、永瀬正敏と、どっちが席巻してるかしら?と考え込んでみたり。

えーと、浅野明智が大変胡散臭く怪しく、名探偵っぽくなくて、そこが面白いです。
最初、余りにも前衛的な短い作品が収録されていたので(「火星の運河」)戸惑いすぎて、これがずっと続いたらどうしよう?と不安になったのですが、二作品目の鏡地獄が、さすがの実相寺監督というべき妖しさとほの暗さがあって、「これって乱歩っぽい!」という乱歩見てる欲求を満たしてくれました。
しかし、どうしてもエロはSMになるのねー
sさんが最近ご執心の成宮君が出ており、女を悉く虜にする魔性の美貌の持ち主という役柄に大変説得力のある魅力を発揮。
サディストで、ナルシストで、鏡フェチ(しかも、同性愛者のケもありげ)という三重苦(四重苦?)を見事に演じておりました。
あと、なんか、美少年にもててるっぽい明智浅野せんせーを間に挟んだ、小林少年VS鏡師美青年の空気感も「ああ、乱歩っぽい!」と、何となく頷かされてしまったり。
その次の「芋虫」は、殺し屋イチのイメージが私にはこびりつき過ぎてて、「僕の生きる道」出演時にも、KKP出演時にも、どれだけ人の良い役をやっている時にも、「でも、この人イチだしなぁ」と思わせてしまう、大森南朗さんなのですが、今回は私の大森イメージにぴったりな役で、よっしゃ、これでこそしっくり!と思いたかったのに、特殊メイクが凄すぎて、誰だかわかんねぇでやんの!
声も、わざと潰したみたいな、呻き声のようなものばかりだし、ほんとに分かんなかった。
この映画紹介記事をネットで見るまで分かんなかった!
大森さんは「芋虫」の役で、妻に性的虐待を加えられている、手足を切り落とされた云わば大変ショッキングな姿をしている訳ですが、作品全篇を貫く、官能と呼ぶには余りにも冷たくて、鋭いような感覚が大変に美しく、ピンク映画の監督が撮ったとの事ですが、ポルノっぽい感じは然程受けませんでした。
あ、でも、大森さんが妻に乳首責めされてる時は、ちょっとエロかった!
妻役の人が、凄くきれいで、唇の形が美しくて、立ち姿もしどけなくて、ぐっときたり。
怪人二十面相松田龍平はあいもかわらずの何考えてんのかわかんないけど、なんか深みを知ってそうフェイスでいらっしゃって、最後、夫と同じ芋虫になる事を希望する妻の手足を、何の感慨もなさそうに切り落としていく姿に凄みがありました。
で、最後の緒川たまきちゃんが出てる「蟲」は、DVD盤に妙な傷がついているらしく、映像がトんじゃって最後まで見れないのな!
すっごい、色彩が綺麗でかっこよさげなので、是非見たいのに!(あと、たまきちゃんしこたま綺麗!)
なので、また、来週、レンタルビデオショップで研磨してもらって、見直してみようと思ってます。

[rakuten:es-toys:10076652:detail]

これ、今回のラインナップで一番オススメなんですが!
なんだかんだと、私の中でヒット率の高い三池監督が、本気で恋愛物を撮ったぜ!ということで借りたら、がっつりホモでした☆
とはいえ、別に肉体関係があれこれとかもなく、男臭いこともなく、ホテルビーナスにて「何とか、もうちょいなんだけどなー」という「面白い」と「スタイリッシュ」の両立がなされているような大変素敵作品に。
ただ、舞台が好きな人のが、更に好きかもなー
装置とかが、凄く舞台っぽくて(しかも、野田っぽい感じかも)この世とも思えないような美しい刑務所が舞台なのですが、やーーー、ほんっとーーに良かった。
二、三「何故、そこでアニメ?」とか、「ちょっと分かり難いかも」とかいう所もあるのですが、繰り返し同じ映像を使っても、別の発見を見出せたり、刑務所の外の現実をちゃんと入れることで、刑務所の非現実さとのギャップを際立たせたりと、やー、ほんとーに素敵でした。
主人公の松田龍平さんと、安藤政信さんは、どちらも凄い良かったです!
松田さん、魅入られるような魅力があったし、安藤さんは肉体がとても美しくて、背中の線が綺麗で、それでいてひりつくような孤独感を全身から発していて素敵だったなぁ。
あとさ、あとさ、窪塚弟が、すうううごいよかったーーー!!!
やー、恋の空騒ぎで凄い存在感薄かったんだけど、今回は淫乱役で、すうごいだらしのなーい雰囲気とか、アンニュイ丸出しな姿がよかったなー!
あと、SSFの、バス☆パニックの強盗の人が出てて、ちょい役ながらも存在感がばっちしでした!
ほんとに美しい映画なので、同性愛に拒否感がなく、舞台が好きな人とかには心からオススメ。
私は好きでした!

花よりもなほ 通常版 [DVD]

花よりもなほ 通常版 [DVD]

見よう、見ようと思っていて結局見損ねていたのですが、ほのぼの〜として、優しくて、でも厳しい感じが好きです。
正直、ちょっと怠い流れとか、ヒロインの男の夢詰め込みすぎなキャラクター造詣にいらっとくるとことか、若干の説教臭さとか色々感じたのですが、古田さんが格好良かったから、あとは、まぁ、なんでもいいや!
やー、いいなー、良い役だなぁーーvvv
武士が滅びかけていた時代を舞台に、命の尊さ的なものを、緩く、あったかく書いています。
個人的には、石橋蓮司さんのおじさんが、すうごい、すううううごい好きです!
あのキャラ、すっごい良いよねー!
いい加減で、女好きで、ひゃらひゃらしちゃってて気楽いの。
主人公との別れ際とか、もう、いい加減な感じが大好きです!
あと、お笑い芸人さんの使い方が、限りなく北野監督と似通っていて、やっぱ飛び道具っぽくなるよなーと眺めてました。

私さぁ、この映画撮った下村監督と、「あずみ」の北村監督にさぁ、お金湯水ぐらいにつかってもらって、我慢せずに豪華に好きな映画撮ってよ!って言ったら、どんな作品が出来上がるか、凄い興味深いんですが!
ロードオブザリングみたいにして、三部作にするの!

とにかく、ヲタっぽいし、殺陣ばっかだし、和製ファンタジーと呼びきるには中途半端なのですが、面白かったですっ!!!
これも、漫画原作なんですかね?
やーーー、もーー、でも、殺陣が、とにかく殺陣が、あと、剣太郎・セガールが最高!
ああああ、これ、しゅううごい好き。
万人にオススメできないけど、とりあえずなーーんも考えずに見れます。
少年漫画の世界です。
主人公の坂口拓さんは、人間じゃなくね?位の凄い運動能力で、拳が早い早い、剣裁きもすげぇ、すげぇ。
かっこいい殺陣を見たかったら、今まで私は、北村龍平監督作品を見てたのですが(評判高い「VERSUS」の主演も坂口拓さんです。 すうごいかっこよかったなー! とにかく、今映像方面で私の中で殺陣やアクションが一番カッコイイ男は坂口さんがぶっちぎりです)下村監督もこれから要チェキと、メモ。
衣装とかが笑える位に、コスプレってて、思い切ってて素敵です。
あと、剣太郎セガールさんは、スティーブンセガールの息子でお馴染みなのですが、格好良いはアクションも素敵だわ、大阪弁がイかしてるわで、傲慢な表情がとっても素敵☆
あと、女性で殺陣がかっこいい人って、私、水野美紀さん位しか存じ上げてなかったのですが(あ、でも、釈さんも修羅雪姫のとかかっこよかったし、2DKの小池さんと野波さんも根性入ってて見ごたえがあった)竹内ゆう紀さんという女優さんがスタイルもいいけど、殺陣がめーーっちゃくちゃカッコイイの!
早いし、ケリとか惚れ惚れする位打点が高くて、剣裁きもかっこよくて、眼がハートに。
とにかく、殺陣を見たかったら、これです。
パンクファンタジーなどと銘打たれてますが、ヲタが楽しいです。
これは、ヲタが楽しい作品です。
あ、大人しい僧侶役の須賀さんも良かったよー??

そんな感じで神戸出発前に、邦画感想吐き出し。
あー、すっきり!

とにかく、明日は机の上に積まれている仕事を少しでも片付けて(こーれが、めんどいのばっかなんだ!)神戸へとウキウキ気分で旅立ちたいと思いますvvvv