東京旅行 土曜日

2/21 土曜 朝

全身虚脱状態で、モーニングコールにより起床。
前日も実は、芝居前にかっ喰らった駆けつけ二杯の酒で、軽くダウン状態だったのですが(もう、足元おぼつかなかったもの! 寝てない+それまで一切腹に何も入れてない状態でお酒は超危険! 超超危険! 頭痛が凄いよ! 私的には、酒直後マッサージ及びスポーツドリンクで酒を割る位お勧めしません!)(どちらも経験済)(そして、どちらも死ぬかと思った!)、余りにも芝居が大好きすぎて体調回復するという、精神が健康状態にどれ程影響を与えるのか…というより、私という人間がどれ程単純なのかを如実に証明するような有様を見せつつも、やはりベッドに倒れこんだ後は(その前に、更に酒を体内に注いでたしね)もう、意識は一切なく目覚め時も「おーう、もっと寝てたい!」とごねる体を無視してえいや!と起床(ていうか、でも、その時点で、しっかり8時間は寝てるんだぜ? どんだけ、睡眠を欲してるんだー!と問いただしたい! ていうか、むしろ、おれ、寝すぎ??)
のったり、のったりと準備をしていると、不意にゴウっと風の音が部屋の窓を揺らし、思わず私は外を眺めます。

そう。
あの女が来ている…という確信を得ながら。

彼女が上京してくる時はいつも強風を伴って現れました。
お陰で去年、渋谷にてお友達のえむこちゃんと待ち合わせた際などは風に邪魔され、中々会えず大変苦労したものです(注:実際は、会う直前に私の携帯バッテリーが切れて連絡が取り合えなくなったのが原因です。 しかも、私はといえばようやく会えたえむこちゃんに、『風に攫われちゃってたの☆』と今時少女漫画でも見かけない昭和台詞をかまし壮絶に無視さまちた! ヒドス! 三女ヒドス!)
そんな訳で、今回も、また、どうせ風に吹き戻されたり、新幹線が止まったり、新幹線が風に飛んだりして、まだ、、東京着いてやしないだろうとタカを括っていたところ、「風に勝利したー!」というお知らせが携帯にin! しかも、遅れたは、遅れたでも、一分遅れとかいう、もう、それあえてお知らせしてくれないくてもいいよ!な、遅れっぷりで到着したらしく「暇だし、茶でもしねぇ?」とお誘いが。
でね! 聞いてよ! おれ! 超急いだの! あやのちゃん一人ぼっちにしといたら、絶対風に飛ばされる!とか思って、とにかく足首辺りに紐つないで飛ばないように掴んでてあげなくっちゃ!という、心からの優しみで超急いで用意したけど、やっぱり、予定時刻より早く着くの無理っぽかったもんで、「ごめんよー! 約束の時間にしか行けそうにないだす!」ってメールしたんだ!
んで、続けて「お外寒いから、どこかお店入ってたら?」ってね、提案しようとしたら、「多分、おめさの事だで、ぜってーメール気付かねぇと思って、速攻カフェ入っちゃった♪」とかって返信してきやがって、こ、こここここ、こ、こ、この野郎ーーー!!!べっくらした! べべべ、べっくらした! お、おれの事をどんなイメージで捉えてるんだ! 原始人か! 太古の人間か! メール? 読むさ! うほうほ読むさ! だって、着信したら音が鳴るもの! 着信音は「言えばよかった」だもの!  黄色い携帯、まだ使ってるもの!
ちょっと足が長いからって、くぬ野郎め! 短足舐めんなよー! こう見えてもなぁ! 咄嗟に必要に駆られてガードレールを跨ぐ時は、即座に潜る方を選ぶ判断力を持ってるんだぞ!!(もう何がなんだか)
そんな怒りのアフガン状態ながら、何気に池袋から乗り換えゼロで行けちゃうアクセス至便な月島へとランチへGO!
ここで、あやのちゃんと、あやのちゃんのお友達二名様と一緒に、ぷっすまで紹介されたイベリコランチを頂きますvv
駅で待ち合わせの際には、一度あやのちゃんと会った人なら、絶対に、見間違える事のない目立つ姿を即座に発見。
一時、ターボかけて用意した甲斐あって、私にしては早めに到着しており「おまいは、あやのという奴だろう!!」と指摘すれば「そうだよ。 おれがあやのだよ」と小粋なお返事。
その時点で、ごうごうと外を吹き荒れる風に「ああ、あやのがおる。 ここにあやのがおるぞー!」と慄きながら「風を何とかしてくれ!」と無茶を訴えれば「わかった! 何とかする!」と請け負われて、流石気象を操る女…とあごの下の汗を拭ってみたり。
まぁ、この時点でお察しの通りIQに換算するとうーん、大体4!位の会話を繰り広げつつ、待ち合わせ時間になって、無事あやのちゃんのお友達様方とも合流成功!
そのまま、適当な見当をつけて歩き出し、大絶賛私は間違えた道を行こうとしつつも、優秀ナビに導かれ、無事到着!


(ちょっとホテビっぽい雰囲気)
ぷっすまだと、確か、高田総統がゲストの時の回だったと思うのですが、イベリコ豚、美味しかったです! 
イベリコ汁(汁?)が染み込んだパラパラ飯に、イベリコさんが乗ってて、しかも、その上に半熟卵が!みたいなビズアルですっていうか、写真ドゾ!

まぁ、私の腕前だとこういう風に撮影されていますが、もう、あれだ、お料理モード…?(若干首傾げ)とかいう説明されても「ふうん…」と嘘でも然程喰いつけなかったスーパー機能を備えたあやのカメラにても撮影されてるので、そっちで確認すれば良いじゃない!
流石、お料理モード…?(若干首傾げ)な、美味しそうなイベリコランチさんが見れるんじゃないかな?
そして、MOMIZIXな腕前+スーパー携帯にて撮影されているこの写真と、あやの紀信撮影のお料理モード…?(若干首傾げ)写真との違いを見て、流石、お料理モード…?(若干首傾げ)とあやのちゃんを絶賛してあげれば良いじゃない! お料理モードで人を写したら人も美味しそうに写るのかしら?って疑問を抱けば良いじゃない!

ただね! おれ、あほの子やから、この美味しいイベリコさんが来る前に、喉渇きすぎてて「お…お水をください…」とテーブルに置かれてた水の入った瓶から何倍も水飲んじゃって(しかも、オール人に注いで貰って)結果的にイベリコランチ残しました…(水でお腹一杯になった)
あとね、これ、ランチセットになってて、スープとデザートがついてきたんやけど、スープはおうちで作る、味の素のコンソメで作ったスープの味に激似!でした(ビズアルもね!)
ただ、中に二切れだけプカプカしてたウィンナーは流石に美味しくてあやのちゃんに「ウィンナーは美味しかったね!」と訴えたら「おれの、ウィンナー入ってなかった…」と言われてしまったので、せめて、全員分のスープに三切れはウィンナーを入れて欲しい!と熱望しました(貧しい)
そいからデザートも、衝撃なんだけど、はい見て! 


薄い! 小さい! 貧しい!!という事で、むしろ、イベリコライス単品で頼めるようにして、少し安くしてくれ!と身も蓋もない事を訴えたくなりました。

あとのお二人は、パエリアランチ&スズキのポアレとお肉の何やら(忘れたw)がワンプレートに載ってるランチをそれぞれチョイスしてて、剛の話に夢中になってて味についてはお伺いできなかったのですが、美味しかったのかしらー?といまさら気になってみたり。
まぁ、意外に月島、行き易かったので、また、東京訪問の際にでも行ってみたいと思います!

もんじゃを食べに!!(元も子もない)


さて、そんな訳で、ひたすら喋り、喋り倒し、大変、大変楽しい時間を過ごして、その後、その日のお宿が一緒のあやのちゃんや、東京っ子なお二人と別れて、あちしはちょいと結婚式の二次会に御呼ばれに。
ロッカーからかばんを出した際に「おまいはアルピニストか!」と突っ込まれる程の超デカかばんをこれ見よがしに肩にかけて(ていうか、大体私が持ち歩く鞄は、どれもこれもでかくて、皆に何が入ってんの?とよく聞かれるものだから、必ず「うーん…夢かな?」という、お前の存在そのものが悪い夢だよ…な台詞を返しております。 みんなが生暖かい目になってくれるので大変便利です!)その鞄との相性最悪!と言わざるを得ないファッションで、渋谷を目指して突き進みます。
というのも、実は、その時、私にしては若干ドレッシーな格好をしておりまして、私のドレッシー基準って「冬なのに半袖か否か」なのですが(可哀想!)、芸能人とかね、TVの人たちが冬なのに、よく半そでドレス(でも素材は間違いなく冬用)で映ってる姿に大いに矛盾を感じていたのですが、まさか、自分が同じような格好をするとは…と思いながら、半袖ワンピの上にコートを羽織って、案の定渋谷さ迷い歩き。
会場が青山劇場近くだったので、お前、もうここら辺何度目だよ!の謗りを免れ得ないのですが、本多劇場も、もうかなりの回数行ってるのに迷いましたし、最早、動揺すらせず、30分ほどの迷走のあと、ようやく友人との邂逅成功。
んで、そっからは、もうね!
100人近くの雑多な人々や、ド派手な方々、ブルースにボサノバに、色んなジャンルの曲の生演奏、様々な人種の姿に、テンションが若干狂い、踊ってる私という、一言で言うなら阿鼻叫喚な情景が繰り広げられたのですが、いやー、楽しかったー!
酒は何とか飲めたのですが(これがね、生絞りのオレンジで割ってくれてんまいんだ! とっても)、ほとんどフードは口に入れず、写真取り捲ったり、変な野次飛ばしたり、「ヒャア」だの「ウヒョオ」だの喚いて、体揺らして、パーティ後に可愛い、可愛い歌手の女の子を紹介して貰えて(体は小さいのに、声はパワフルで澄んでて、それでいて小鳥のやうなの!)次回のお食事の約束をして(とはいえ、社交辞令だろうがな!)そのまま、ふらふらとお友達と次の店へ移動。
で、そこが、ちょっと「良い目」のお店で、完全に飲み目的に使う店じゃなく、メニューに四苦八苦しながら、チーズ盛り合わせとスモークサーモンのサラダと、子牛のカツレツモッツァレラチーズ乗せをご注文。
ここで、心ある人ならば、間違いなく「赤ワイン!」と行くところでしょうが、いまだワインデブーならずの私は(とはいえ、前に行った大阪のラクレットのお店で、次こそ是非!とも思っております)ノンアルコールのお花の香りがするとかいうドリンクをチョイス。

ドリンク

サーモンのサラダ

子牛のカツレツ

お料理、そこは流石にとっても美味しく(特にサーモンがんまかったよー!)二人で喋り倒して、深夜前に私は一路、あやのちゃんとお泊りするお宿へ。

んで、正直、その時点で結構酔い酔いだったので「先部屋帰ろう」とか思って、「お部屋先戻ってるよ?」とメルすれば「いや、おれがいないとおまい、部屋は入れないぜ?」な衝撃の真実が
だったら、こうなったら、更に呑んでやる!の決意の元「んじゃ、おまいが今いる店行くぜ!」とメルして、意気揚々とお店に向かったのですが、私、朝の時点で「メール読むよ! 原始人じゃないんだし!」と喚いた分際ですが、えーと、あやのちゃんからのお店の所在地メールをきちんと把握してなくて、ただ、漠然と駅の近くと覚えてたものだから疑いもせず、お宿の最寄り駅へと向かってしまい、電車の中で「そういや、店の場所はっきり分かってないや」と思い、メール確認したら全然別の駅名書いてあんでやんのwww
その瞬間の私の混乱といったらすさまじく、そこ何処? 日本??みたいなね! その位見た事ない駅名なの! どうやって行ったら良いかさっぱり見当つかないの! で、とにかく、連絡取らなきゃ!!と思って、乗換駅であやのちゃんに電話して「あちし、全然違う駅向かってるよー!」と訴えたら「いいから、まぁ、落ち着け」と「話はもう次の段階に進んでるんだ」と言われ、アウアウ動揺する私に「いいか? そのまま目的の駅へ向かって、一番出口で待っていなさい」と的確な指示が!
ぬう、強風女お料理モード編の癖に何たる頼りがい! 良いだろう! 待とうじゃないか! 一番出口で!!と、何でか決意を固めつつ、予定通りの駅で待つこと五分、携帯の呼び出しに応えて電話に出れば「今どこら辺〜?」みたいな会話が。
で、「一番出口におるよー」等と答えつつ視線を上げれば、そこには足の長いコートを着た女の人が携帯を耳に当てながら此方に向かって歩いてきており、おお! 会えたー!!と喜びつつ大きく手を振ってみる。
その後、ああ、良かった、会えたー!と満面の笑みを浮かべる私の前を、物凄い怪訝そうな表情で見知らぬ女性が足早に通り過ぎていったのは、言うまでもなくって、だ、だだだだ、誰だお前ーーー!!!!!と、勝手に間違えた分際で、その背中に心の中で呼びかけてみたのは、まぁ、お約束なのですが、程なくその後あやのちゃんに会えまして、そのまま酔っ払いmomiziを連れて、無事、その日のお宿へ到着(正直完全に誘導されてました!)
お喉が渇いたので、何か買いたいの!と訴えれば、自販機まで連れてってくれて、上機嫌でお水を買う私に「いや、水はウェルカムドリンクで宿にあったぜ?」と致命的情報のプレゼントまでくれたあやのちゃん。
「お、おれの喉は繊細だから、南アルプスの天然水しか受け付けないの!」と、じゃあ、お前はもう、南アルプスに済め!のそしりも免れない台詞を悔しさの余り吐きつつ(そして、お宿のペットボトルのお水も普通に美味しかったことをご報告しつつ)部屋に戻るさなか、「そういや、今回の料金、前回より安いぜ? なんか、ベッドが妙なんだって」という情報に凍りつく私。
安い? 何故に? 部屋を見れば、流しまでついてる超広い部屋で、過剰なサービスが若干重い!とすら言える、田舎の実家にありがちなマッサージチェアまで置いてあるその部屋の何処に安くなる要素があるのか震えてみたり。
怖い! ベッドが妙とかいう情報そのものが怖い!!とセンシティブガールな私は、ガクガクしながら、ベッドに入ってからも、センシティブにどきどきし続けたのでした☆ 夢の中でね!(実際は、三秒位で寝た!)

そんな訳で、二日目レポ終了ー!
明日はとうとう最終日!
姉妹達との再会、そして、狂乱&楽園の大宴会へと続いていくのです。