クロゼロ感想 Part2

という訳で、後編の人物語り編





主演のオグリッシュは…スタイルが…よかった…で…す(悔

ち、ちちち、畜生! あたいが、トレンデーな俳優について、熱意を込めて語るだなんてあたい悔しい!
あたい悔しい! けど、かっこよかったよ、この野郎!
ひぎー!!と地団駄&歯軋りな程秀逸な表情、振る舞い、蹴りの打点の高さと、しなやかなバネ!
キャラクターとしては、人付き合いが下手で、クールで、素直で、真っ直ぐで、口下手で、天然で、喧嘩が強い男前で、ヤクザの組長の息子で、境遇に鬱屈を感じていて、親父越えたいエリートヤンキーって、ああ、なんて、正統派なんだ、こんちくしょう…
本人が、クローズ映画化の話が来てるの聞きつけた瞬間に「俺を出さなきゃ、事務所やめてやる」とごねただけあって、気合の入り方が素晴らしく、まぁ、そもそも、芝居にはかなり真摯な取り組みを見せる役者さんっぽかったのですが、これで間違いなく一皮向けたなと、確信。

撮り方が、これでもか!って位かっこよくて、かっこよくて、分ったよ! お前かっこいいよ!と太鼓判を押したくなりました
PART1の方だと、人間らしい交流や、本人の可愛らしい所、人間的魅力の描写が結構あって(牧瀬の為に合コンをセッティングする事でオとそうとするくだりとかは、マッキーの秀逸さとも相まって、素晴らしく楽しかったれす。 ナンパシーンも可愛い、可愛い! 泣き上戸で、女の子にサイテーてゆわれて、涙が止まんなくなって「泣くな! 泣くな!」ゆうて自分の腿叩くのとかも、可愛くて源治〜vってなって、あそこら辺りから一気に源治が好きになりました)(つまり、人間としての隙っていうのは、人間的魅力に繫がるわけですね。 それは、強面なら尚更で、ギャップが人の心を掴むのです)ZERO2は登場人物の増加の煽りを喰って、そこら辺の遊びシーンが大幅に減って、割を喰ってるのがちと可哀想だったり
本人も「ギブミー! 面白シーン!!」な心境だったようで、極悪ツインズ@三上兄弟プレゼンツジャージを素直に着込んだのも、「俺に面白成分を!」というオグリッシュの飢えからのアドリブだったようです
まるで、新感線に客演中の上川さんのやうだ…と思わずにはいられなかったのですが、まぁ、ジャンゴの主演ガンマンもそうであったように真ん中が「ブレ」ると、全体が揺れっちまうので、それは致し方ないのなぁと思ってみたり
とはいえ、割を喰うという意味ではキャラ的にも1からの成長はなく、むしろ退化してるとこから話は始まってるし、くすぶってる感、鬱屈感っていうのが伝わってきて、それも、おーおー、青春っぽい!と頷き
拳さんが、いないっつうのも大きいんだろうなぁとも思ってて、精神的に1で源治を導き、癒し、引っ張ってきたのは拳さんで、その拳さんの不在が源冶に足踏みをさせている大きな要因になってたんだろうな…とは思います
そういう意味では、多摩雄も相棒である時生の病が彼に頂上への道を諦めさせる要因になった訳で(これは後述します)トップっつうのは、トップだからこそ自分の精神を支えてくれる存在が励みにもなり、同時に弱点にもなるんだなぁ…と実感
とはいえ、源冶は、拳さんの不在から紆余曲折を経て、自分の周りにいる人間が見えるようになり、漸く動き出す流れは、やはり少年漫画の王道で出演者がこぞって「これは、筋肉マン! 筋肉マン!」と言ってた事にああ、確かにと納得
駄目超人の筋肉マンを仲間の超人達が盛り立てていく流れと、今回の映画のケースには確かにシンクロを感じる事が出来て、何にしろ、この映画というのは紛う事無く「少年漫画」を映画化してるんだなぁと改めて認識させられました

あと、他役者様も一緒ですが自分のキャラを愛しすぎww
まぁ、ミーケの方法論の実践により「自分=源冶」な状態になっている訳ですから、致し方ないっちゃあ、ないのですが、源冶だったらどうするか?の思考を、自分に徹底させてそうで(基本、客観系の役を自分に引き寄せるタイプの役者なので、思考により理解する事を得て人物造詣を行っている気がします。 だからこそ、感覚的にではなく、俯瞰的に源冶という人間を掴んでいるし、作っている)故に、クリエイティブな立場からも、制作側に発言してく姿勢を面白く思いました
つまり、客観的に「源冶」という存在を愛するがこそに「源冶という人間」の一番の理解者であるというスタンスから、撮影中に役のプロデュースを行っているわけですね

彼ならば、こんな事は言わない
彼ならば、こんな格好はしない
彼ならば、こう振舞うだろう

源冶という人間のポリシーに反しない芝居を行う事が何よりもの命題
キャラクター映画として、私はこの映画を捉えているのですが(「不良映画」としてのジャンルに位置する以上、不良=キャラクターでありキャラクターの魅力を描き出すこと、そのものが映画を作っていく事に繫がっていると見るのは自然の流れだと思います)
役を作るのは「制作」ではなく、自分自身

まぁ、これは、この映画ならではの作り方なのかもしれませんが、そもそもクリエイティブな事柄に興味があるのか、クローズZEROの登場人物によるマナーCMのプロデュースを行ってみたり(メイキングから可愛かった…@涙目。 もう、いい、お前らが可愛いのは分かったから! 分かったからー!)、キャスティングにも深く関わってたり、スタッフとキャストの架け橋になってみたり(その理由として、主演の自分がスタッフに伝えた方が、無理が通るだろうと目論んでいた辺りに、意外なクレバーさを感じてしまった)源冶以外のキャラクター理解も行っていて、第三者的な視点でもきちんと映画そのものを理解していたように思います(あと、だーやまさんと一生懸命「この映画に女の子も来てくれるようにするにはどうしよう?!」と相談しあっていたそうで、まぁ、君やだーやま、他出演陣見ても女の子来る布陣でしょと、今なら冷静にゆえるのですが、そんなプロモーションのプロデュース的見解からもこの映画に尽力しようとしていた事が、健気に思えて仕方ありませんでした)(あ、そうそう、不良映画の癖に美形多すぎ、女子受狙いすぎ的意見を見るときがあるのでふが、私は、出来るだけ真剣な声で言います。 キャスティング俳優は、監督の趣味です@真顔)

とはいえ、冷静かというと、そういう事もなく視点こそ俯瞰なのに、思い入れの強さ・熱さが異常という不思議なバランス感覚で、面白い性質だなぁ…!と思ってみたり
オグリッシュの役っつうのが、今回初めてあっちは「おおお!」と喰いつける役だったので、やっと「面白い役者さん」という認識できたのですが、王子様系の役や少女漫画の登場人物的役は、どうしても個人的趣味により、グッときてくれないので、ニッチな役ばかりやって欲しいな☆と思いました(自分勝手)

みんなの纏め役もやり遂げて、本当にお疲れ様でした!&よく頑張りました!


んで、お次はMr鴉こと、やべきょうお兄さん
所謂ガキの喧嘩映画に多面的な深みを齎していたのが、大人パートだと思うんですが(ていうか、言っちゃだめ! momiziさん、それ言っちゃだめ!と思いつつ、高校生達も充分中の人はオ・ト・ナ!なんだけどね☆)、その大人パートの中心であり、1では源冶の相方でもあったキャラクターで、基本的な見方として源冶には拳さん、芹沢には時生という相棒であり、精神的支えがあった事が、同時に彼らの原動力に帰結していたと思うのですが(そんで作品見てる時に、頭二人どちらにも思い入れられたのも、あの二人の存在がでかいなーと思います)この、やべさんが大変素晴らしかった
全ての映画においてそうであるとは言いませんが、再三申してきたように、キャストの気持ちの力がかなり反映されるこの作品に置いて、やべさんのように「命懸けで原作愛」なキャストがいるというのは、映画その物の出来を左右するほどに大きな意義があったように思います。

ていうかやべきょういなきゃ、この映画自体存在しなかったしね!

跳べ! っていうのは、映画中の拳さんの言葉でしたが、むしろ、やべきょうが、この映画で跳ぼうとしていた、その意気込みを感じまして、あんたチャンス掴んで跳んだよ、やべ兄!と言いたくなったり。

基本的に、私は私自身の好みが「おっさん」方向に向いてるもんで、今、あめあられと出現しまくってる、20代新人俳優さん方の事を、この映画見るまで然程注目してこなかったのですよ
なので、純粋に驚いたというか、ドラマで見てたら、彼らがこんなに素敵だなんて一切思わなかったというか、映画のコンテンツ力の向上云々というのも嬉しいのですが、良い映画に出て発揮される魅力を目の当たりにすると、気付いてなかっただけで、良い俳優さんがこんなにいるんだなぁ!と目を剥いたのは紛れもない事実なんです
ただ、今現在、ジャンルとして「映画俳優」というのが、漸く確立しそうな程に邦画が活性化されてきて、それに伴うように、俳優の需要って拡大されてるのかな?とか思いつつもですね、例えば、決して演技に「難」があるわけではない役者さんでも、運や特異的な魅力がなければ、突出し難い状況になってるのかなぁ等とも考えていたり。
やべきょうさんっていうのは、多分そういう内の一人で、ただ、ご自分の人間的魅力と、持ち前のバイタリティで、この大チャンスに跳んだ、そのサクセスストーリーを、私は映画の中に見出してしまって、それこそが、一種曰く言い難い拳さんという人の魅力に繋がってたのでは?とも考えています。

ご本人曰く、決して格好のいい、目指すべき男じゃないなんて仰ってるんですけど(この映画においては、自分=役の公式が成り立ってるので、ご謙遜の意味も多分に含まれていると思います)見てる人間からすれば決して軽蔑するようなキャラではなく、むしろ、もうね! パート1ラストでは、妹と見てたんですけど「し、死なないで!!(懇願)」って姉妹揃ってなっちゃったし、生きてた時には「エンケン兄貴ー!!」と感動、正直、映画に対する感情の好悪を、彼の生死に左右されました、ええ、とても左右されました
キャラクター映画というのはそういうものなのだと思うし、キャラクター映画として、見る人の望む展開を素直に提供してくれたミーケ@エンタメ命監督は、最後の最後に、拳の命も救ってくれたわけで、お陰で、1見終わった後には「ああ、良い映画見た!」というカタルシスを得て「エンケン漢すぐる…」「拳兄生き残ってよかったぜよ…」と、語り合ったりしたわけなのですが、正直、ソレは続編があるとは思ってなかったからの反応で、2はどうすんの?!と、続編決定を聞いてドキドキしてしまったり

だって! 拳さんの出し方凄く難しいよ?!
結構、処理難しいよ?!と、不安に思っていたのですが、結論として、2の拳さんも、やっぱハンパなくかっけぇで、FA
個人的に、彼が打ち出す命の倫理感というのに、物凄く賛同の意を覚えまして、基本的に、根底として「命」のやりとりっつうのは、大層な事なんだっていうのを知らない制作者が作った作品に、私は生理的な嫌悪感を覚える人間なんですよ
それは、ホラー映画で人が死ぬのが許せない!とか、スプラッタであんなに人の命を玩具のように扱うなんて!という、そういう話とは全く違って、そういう事は「異常」な事だという、常識的判断がなされてるか否かという事が大事だという話に繋がっていくわけなのですが、どんな暴力映画だろうが、残虐映画だろうが、どんな殺人だろうが、なんだろうが作り手に「これは、現実にあっては絶対にならない事だ」という意識があるという事が大前提として存在しなきゃいけないと思うんです

そういう私みたいな性質の人間にとって、拳さんが川西に訴えていた言葉というのは、あの映画の倫理観を言語化したようにも思え、同時に、きっと若い人が、それこそ、登場人物達の様な高校生くらいの学生さん達が大勢見る映画としても、非常に意義のある台詞であり、存在であったような気がします
拳さんは、格好良い大人だったと思うんです
源冶にも、そう目に映っていたからこそ、あれ程慕っていたわけだし、川西も彼の言葉に胸を打たれたのでしょう

拳さんは、男なら誰もが憧れるような、卑近で、親近感と共感を抱く、滅茶苦茶に格好良くて、美味しい役だったと思います




あい、次! 多摩雄は、素直にカッコいいよ!
照れずにあたいも言えちゃうよ!
陰陽師の事は忘れてやんよ!(保坂尚輝清明陣内孝則が道満役という、色んな意味で大暴投ドラマ。 特撮並の爆破がウリ。 そんな清明の弟子役をだーやまさんは熱演! 眉太かったです。 ええ、眉がとても太かったです)
私は白夜行の時点で、「だーやま…天才すぐる…」と咽び泣かされたクチなので(あと、第一次だーやまブームは、ウォーターボーイズでした。 ウォーターボーイズ、白夜光、そして、隠し子発覚!というコンボは色んな意味で、だーやま伝説。 あいつ、眩しすぎ!)今回の不良役に対しては、全く不安要素を覚えなかったのですが、しかし、想像を遥かに超えてかっこよすぎて、最早呼吸困難に
衛生兵! 衛生兵!!と、助けを求める程度には、乙女心瀕死!な事態に陥りました
基本的に「ギャップ萌え」属性甚だしい人間なのですが、だーやまに関しては、もう、どんな役をやろうが驚かないというか、いや、だってこの人ドラゴンヘッドで、ノブオぞ?と真顔で御伝え
ノブオ演った人が、不良役やる位で驚きに値するわけないし、ストーカーだろうが、電車男だろうが、もう、怖い者などない! 恥かしい事もない! 俺は、丸腰! だけど、バラエティで物真似するのは絶 対 い や !な、「え? なに、その価値基準」という生き様を貫いてくれていて、基本「イケメン俳優」とかの箱にだーやまを放り込んでなんていないです

いや、まじで、まじで

んで、そんな生きる役者伝説だーやまが、それでも、俳優生命掛けてくれちゃった(何故、ノブオじゃないのか… あの、ノブオなのに… あれこそ、ヤっちゃった100%なキャラクターだろ、あれ あの後、普通に大吾のオファーが来てた事に「ドラゴンヘッド」自体なかった事にしようとしている、何らかの強固な意志を感じるぞ、おい。 北京原人と一緒の立ち位置かよ、あの作品は)映画において見せた多摩雄の格好良さは、野性味、色香、圧倒的存在感に加えてギラついた飢餓感等々、草食男子という単語がはびこる昨今にガツンと拳を食らわしてくる、完全肉食系であり、女子的には「ヤダ、やっぱ、男って強引なほうがシュテキ!」と目覚めざるを得なかったわけですが、とにかく、あの体格と、目が大変大変よかった

身長低くて、体が厚くて、胸毛で、目が半眼

外見からして、周囲から明らかに浮き立つゾクっとくるような異質さを、軽妙さと、瀕している事態によって自在に転換する態度で持って、強調したり、逆に薄めたり、変幻自在の領域にまでもっていける、自身の空気の移り変わりが鮮やかで、今までの芝居に加えて、こういう部分もイけちゃう訳?!みたいな、最早、呆れるしかない有り様に、芝居馬鹿…と瞠目し果ててしまいました

もう、本人の素行云々とか、ここまでの役者になるとどーーでもよくなるね!(でも、女性関係は命取りだから、やっぱり気をつけて!)

何にしろ、彼が映っている時は、多摩雄を見ずにはいられないというような、人を惹き付けて止まない魅力は圧倒的で、敵役が格好良くなきゃ、こういう映画って微塵も面白くないので、そういう意味では好演であり、物凄くはまり役(まぁ、だーやまが演じて「嵌らない役」のが今は数が少ないんだろうけど)でしたねー、と断言
芹沢と源冶ってインタビューウィズ・ヴァンパイアの時の様に「トムのが格好良い」派と、「ブラットピット」派に分かれそうな、「どっちのタイプも取り揃えてみました」な「ホストクラブミーケ」に死角なし!の、両トップ具合で、どっちも甲乙付け難い格好良さだったのですが、爬虫類女子代表momiziさん(勿論そんな単語はありません。 造語です。 さぁ、皆さんもレッツ! 爬虫類!)と致しましては、多摩雄の獣っぽさが大好きでした!と、届かぬ告白
ふてぶてしい表情や、余裕ありげな様子と、時生に関わる出来事の際に見せる不安、焦り、動揺との温度差が、その差異故に色っぽかったですし、やっぱどうしても特筆したいのは、一種切ないまでに、時生に向ける感情が純粋で、健気で、ひいいっと全身痙攣が起こる程に、ただただ、汚れなく美しかったところにありましょうか

これ程までに一心に、友の事を想う事が出来るのだろうか?という、自分を振り返りたくなるような、焦がれるような、その有り様は、なんか、もう、なんか、胸が痛くなる程で、逆に何があった?と、問い質したい!
なんか、問い質したい!

例えば、芹沢が所謂ありがちな「孤独なトップ」「過去の悲しい出来事によって、心を閉ざした王様」「凶暴だけど、実はナイーブ」系キャラであるのなら「時生だけが理解者だったのね」なんて、納得も出来るのですが、人間的魅力もあり、年齢不相応(あくまでキャラ年齢)の貫禄、大人の余裕、人望もある人間が、育ちのよさげな時生を傍らに置き、あすこまで大事にした理由を教えて! ミーケ!のコーナーの作成だって目論んじゃいたい!
とはいえ、まぁ、知らない方が「余白」としては美味しいかな?と納得だし、そもそも、映画+中の人の大プッシュで確立したキャラでもあるので、ここは一つだーやまに問うべきか…思案中。
このあざとさ一歩手前の作りが、クロゼロの巧い所だな…とも思うのですが、喧嘩の立ち回りもきちんと源冶との区別をつけてあって、拳重めのパワーファイターっぽさが、見ていて「ドゴォ!」って少年漫画っぽい効果音を付けたくなる格好良さで、2の際の動きとかも、体の小ささの割にきちんと重戦車めいた動きを心掛けていて、あああ、かっこいー!と惚れ惚れしてしまいました。



さぁ! そろそろ、疲れてきたよ?! momiziさん、正直目が虚ろよ?! 今の心境を漢字二文字で表現するなら「疲 労」よ?(@ブランチだーやま)な長さに突入中ですが、登場人物主要だけでも、まだ、たくさん残ってるので、えーと、サクサクいきます!

はい! 伊崎! 中の人が、あおいの旦那と呼ばれて久しい昨今では御座いますが! ていうか、今回初めてじっくり見たんですが!
でも、こういう不良高校生業界において、オグリッシュと並んで「え? この人また、高校生?」な人とも知ってはいたのですが!(所謂、王子様系、主所漫画系高校生はオグリッシュ、不良系ガテン系は、この人というイメージがある)この人もあたいと同い年ってことで、うわー! 何やってんだあたい!と甲子園出場している高校球児が年下になった時と同じ感慨を覚えたり

だって!
26ってっ!!!

んで、今、ちょっとルキズも軽く追っかけてまして、ルキズわかにゃんイメージとは、全く違う様子に「ああ、やはり役者」と一唸り。
とはいえ、私から見ると厳ついイメージの人ではあったのですが、顔立ち自体は端正甘めで、おお! 正統派男前!と、今回確認
男の人が思う「男前」の顔立ちをしてるなぁとも思いました
首の太さに色気があるというか、眉が常に下がり気味のところも、色っぽいよねーとOLトーク突入
金髪も滅茶苦茶似合ってて、この人も、「こいつが味方についたら心強い!」と思わせる迫力がありました。
あと、策士系ずるい! 策士系は女子にずるい!

古今東西「No1にならなくてもいい もともと好みはNo2〜♪」な女子層というのは確立されてまして、同時に男共の中にも「クレバーな策士タイプ」に「マジかっけぇ」と憧れる存在もおるわけです
影で頭脳を巡らせトップを支える知能派というのは、そのクールさから、支持率が高いのは漫画やアニメではお馴染み現象!
ジャンプの人気投票でも主人公を抑えてうっかり、そういう知能派No2(大体クール美形)が一位を獲っちゃったりってあるしねー!
あるしねー!!
そんな美味しい役を、1、2共に演じきり、あの斜に構えた視線と立ち姿、咥え煙草の色っぽさによって、新しいファンをたくさん獲得したんじゃないかなと思ってます☆

例えば、あたいとか、あたいとか、あたいとかね!

源冶との関係性も、一編担ぐと決めたら、ここまで尽くすか!の尽くしっぷりで、特に、2において見せた、芹沢VS伊崎一戦は、タイマンこそが喧嘩の花!と思わせる、良いタイマンっぷりでございました
クロゼロは、乱闘も格好良いけど、タイマンもきちんとじっくり見せてくれて、手数の多さで攻めてく伊崎と、重め、重めの一発や大技を、伊崎に当てていく芹沢の対比が見応えがあってよかったです

そこまでして源冶を担ぐ姿には、裏でGPSがGPSとして機能する為に、この人が尽力してるんだろうな…という説得力もあって、大将がMrフリーダムだと、副将が本当に大変!という苦労人の影も見出したり
間違いなく、人間関係的な意味での取り纏めやフォロー、戦略はこの人の役目だろうと思わせる、クレバーさを押し出した存在感と、その尽くす姿が、とても素敵でした!

はい! 次!(最早総当り稽古状態 あたいの語彙が尽きるか、全て書きつくせるかの勝負さ! かかってきな! 鴉!)



時生!

と、っとととと、と き お (泡吹きながら)


冷静と情熱の狭間にお送りしてきました、感想文ではございますが、今からですね情熱100%でお送りしたい
ええお送りしたいmomiziプレゼンツ鴉語り


好み…です…(圧倒的敗北感)(白い旗を振りながら)


前々から、気になる俳優さんではあったんです、中の人は!

ただ、その気になリズムって、あくまで、なんやろ…

注目のお笑い芸人さんへ…みたいな? みたいな?

うたばん見てて、ルキズメンバーで出た時に笑いを持ってく姿とか、会話の間、突っ込みの巧さ、咄嗟の言語センスという部分への「面白人間」への興味と言いますか、俳優としてはきちんと拝見してなかったんです
あ、流星の絆における「妄想係長」では「ひ、百年に一度の逸材や!(コメディアンとして)」な衝撃を受けたのですが、やはり、それもお笑い志向

ルキズにおいても、勿論、平っちはお笑いの人!認識で(ていうか、暫く平っちの中の人と、係長の中の人が同じ人とは気付きませんでした。 勿論毎週見てたタイドラのチビTにも気付けず、今、点と点が繋がって線になってく感じに鳥肌を立ててます)たくさんの人がそうであったように、時生を見た時には、それまで見てきた彼の役なんか微塵も思い出せずにただ、ただ、「何だこいつ」って釘付けになりました

妙に耳残りする掠れ声と、独特の舌滑、本来のイントネーションを無理に押さえ込んだ口調
伏せた眼差しとか、笑う顔、あえかな表情や、仕草、指先の伸ばし方に至るまで、快活なようで、爽やかなようで、そこに付き纏う暗い影や、薄幸さ、目を細めた時の、胸が痛くなるような儚さに、「おいおいおい」と膝乗り出し

誰だよ、これ?っていうのが第一印象で、眼差しの動かしとかに、芝居の巧い人だなという印象を受けるのに、自分がまったく見覚えのないでいる事に、あたいチェック甘い!と歯噛みも致しました

年齢も、何気に30手前でありながら、異常に若い
ルキズだと、「高校生に見えないよ!」がネタとして打ち出されていたのに、クロズではきちんと高校生に見える外見プランでやってきて、白いシャツをきて、静かに佇む姿に、うわぁ…と、一目ぼれ

と は い え !

はっきり言いますけど!
キャラで好きとかじゃないんです!

あたい、こういう、「ボスの隣ではんなりいる、病弱儚げキャラ」元来好きじゃないんです!
美少年の専売特許でしょ?
美少年の独占市場でしょ?
藤原のたっちゃんとか? 佐藤の健君とか? 小池の徹平君とか? そこら辺りがちょこちょこにゃんにゃんとやって、女子が「やっほー!」な役回りでしょうが!
違いますか?! 先生の言ってる事、間違ってますか?!

そ れ を、あの、「このまま、この人エチオピア人の役とかマジでやっちゃうんじゃ…」な濃い爬虫類フェイスと(とはいえ、池内博之のジョニー@「人間の証明」を越える、そ、それって!なキャラはおるまい…)、二枚目ながらも、所謂アダルティー方向の助平顔した男にね! 振ったつうのが、ミーケ! 鬼才ミーケ! 恐怖! 恐怖のミーケ!と大絶賛! 

あの目と口元の、尋常じゃない淫らしさを、白いシャツと歯を見せる笑顔、そして静かな語り口調で相殺し、微妙な立ち居地で見せてくる、危うさに、あたい、ノックアウト
こ、殺される! あたいこのままやと、ミーケに殺される!と涙目になりました

だ、だって! ミーケ! 酷いよ!

ギャップに弱いのは乙女の性!
時生の中の人って、ガタイは結構良いし、腰は細いけど決して華奢じゃないんです
可憐で売ってきた人とは間逆の人なんです!
明らかに体育会系なんです、ノリも、スタンスも何もかも
道家、平っち、ホスト、チンピラ、平っち、チビT?みたいな感じなんです!
あたい、浅黒くてガタイの良い男は見た目好みなんです!
だーやまさんがちびっ子だから、多分相方は高身長のが良いね!基準で選出されたのかもしれませんが、体付きが、エロい、エロい。
佇まいの爛れ方が異常、異常!
本人確実に大人の男なのに、そこに未成熟な精神を無理矢理押し込んだ危うさ、その境界線に立つスタンスは、清潔感がありながら、それとは相反する崩れた男っぽさもあり、映画雑誌やら、何やらで散々目にした血気盛んな男達の中に佇むナイスGUYという以上の深読みをさせられてしまったり

ていうか本当にけしからんかった!
時生はけしからんかった!

あたい、勢いに乗って言えば、鉄壁ヒロインポジに時生はいちゃってくれちゃってるわけで(病弱、主人公の昔の親友で今は敵対象の相棒で、二人の間で揺れ揺れ、守られスタンス)まぁ、そこにメイサっこを据えると、クローズZEROの世界観から若干外れっちまうからこその、時生だと思うのでふが、故の本人のもどかしさ、歯痒さ、悩ましさが、放射線状に放たれて、時生っこビームにあえなく討ち死に
大体、時生が中の人達に大人気!(俺が女子高生なら、付き合うのは断然時生!って質問者が、あたい達の聞きたいツボを抑えすぎてて怖い!)っていうのもオイシ過ぎて、ご馳走様です! ご馳走様です!とお礼祭り
だって、あの繊細さとか、けぶるような眼差しとか、目玉の動き、周囲に天然フォーカスがかかってんじゃ?っていう佇まいの美しさは、最早、中の人から想定しきれない奇怪の領域だもの!
中の人とのギャップが激しすぎて、それすら、私のときめきポインツだもの!


今 私 中の人の作品追っかけちゃってるもの!!(末期症状)(まぁ、でも好きな芝居をする人である事は間違いない)

中の人がマジ欝状態になるまで悩んだという、心理状況そのままの、物憂げな表情が、逆に、いつも人を睨みつける、拳でぶつかり合う事しかしない直情集団内においての特異スタンスにあるという証明のような気がして、その立ち位置が、あの屋上のシーンでああいう風に昇華し、結実したという事が、凄くうれしいんです
本当に嬉しい
演者発っていうのが殊更嬉しい

皆から、好かれているキャラであったという事は、時生大好きー!な人間として、心底嬉しいです

という訳で、贔屓して長くなりましたがいい加減ここで、時生は終了して、次は、リンダマンいきます!

原作知らないっ子の私では御座いますが、「この人ニ次元みたい!」な冗談っぽさは理解出来て、あのでかさや、とにかく最強なんだ!という説得力に「あ、了解です」と即座に理解
この映画って見た目の説得力って凄い重要で、本人の性質、スタンスが全部外見に現れてて、そういう意味では、原作に忠実に在ったというリンダマンの異様さには、「人間じゃねぇ…」みたいな、圧倒感があって、原作ファン的にも納得だったんじゃ?と考えて見たり
中の人の苦しみも相当だったようで、壁にリンダマンポスターを貼り、夢にまで出てきた話や、体重増やしたエピ等デニーロアプローチっていうのは、この位の年代の役者さんにとってはかなり有効なんだなぁとも実感
クロゼロって本職別枠の人も多かったのですが「芝居が巧い云々」を越えた場所で役者がキャラクターとして存在していたので、台詞の殆どない存在感のみで、そこにリンダマンとして出現しなければならない役というのは、逆にきつかったろうなぁ…と考えてしまいました。

んで、お次はマッキー!
マッキーは、ごめ…大好き…だし…マッキー嫌いな子、おらんやろ!という位の感覚で見てたキャラでした
ミーケの美形天然キャラと揃えて好きなラインだよね、マッキーは!
熱くて、男気があって、優しくて、女の子に弱くて、助平で、でも、ちゃんとシめるとこはシメる
武装戦線に、耳を切り落とせと言われて躊躇なく、耳を切り落とそうと出来るとことか(それが、その後、マッキーの耳よか、自分の両耳で勘弁してくれって言える源冶の男っぷりに繋がっていくわけですよ)かっくいい、かっくいい!
GPSとしてのバランスも、源冶を真ん中において、クールで理論派な伊崎と、人情派で親しみやすいマッキーっつう両脇具合がね、バランス取れてて良かったなーと思いました。
あと、コミカルマッキー!のシーンは、ほっと出来たつうか、合コンもそうだけど、2の川原マッキーも双子・忠太と合わせ技の面白さで、ずるい! マッキーの面白さずるい! けど、ラジオでは一杯一杯! やめて! マッキーを虐める奴は私が許さない!(オグリッシュオールナイトニッポンより)と、夢中な状態に
そのくせ、喧嘩ともなれば、強い、強い、ハートも強い!
倒れても倒れても立ち上がる姿と、その打たれ強さ
たいがーVSマッキーは、格好よすぎてビリビリしました
かっこつけてねぇ男なんざ、男じゃねぇよの姿勢を打ち出すかのように、プライドと見栄と、仲間への情で立つ、その立ち姿に女ながらも男泣きを披露してやろうかと思える位、素敵でした
ていうか、逆に、マッキーは美味しい
マッキーの監督からの愛され具合に嫉妬!


戸梶! 戸梶もね! 健気MAXキャラだよね!
だって、あんなに芹沢に尽くしてるのに、卒業後の進路を教えて貰いないなんて…(滂沱
頭が回るという、回り方が1では、どうにも胸に痛い回り方で、軍団のNo1・2が崩れてて、自分が泥被ってでも、軍団を何とか頂上にのしあげたかった気持ち、ひいては芹沢に対する担ぐ気持ちって言うのが、人一倍強いような気がして、切ない…と呻いてみたり
参謀対決って事で、伊崎との関係性が大変「にっこり」な可愛い具合なのですが(いがみ合う関係ってナイス!)特にこの子の方から何事にも突っかかってる感があって、日頃は、「たりぃ」とかって怠けキャラなのに、ぐあってなるトコは武闘派で、何にしろ可愛い印象を受けました
喧嘩前に指輪外すのも、些細なその一仕草で、好感度もりもりアップだしね!
あと、中の人からも伝わってくる若干のKY感が、映画にも如実に反映されていて、ああ、この役にぴったりの人だなぁとも思ったなぁ!
2では、伊崎とのいがみ合いの行き先が大変かわいくて「ぎゃあ! ツンデレ!」と案の定右往左往

「俺は金髪が大嫌いだー!」ってゆっちゃだめ!
可愛いから!
女子っこ萌えちゃうからゆっちゃだめ!って、私は何の立場だよな心配すらしてしまいました。



忠太も、好きだよー!(手をブンブン振りながら)
本来の柔和な顔立ちを、よくもまぁ、あすこまで!と呆れずにはいられないソリコミニスト
源冶を慕ってるあの忠義者なとことか、動かない源冶に対する苛立ち、とにかく小回りが聞くというか、物凄い便利なキャラクターだったように思います
懸命だしね!
どうしても格好良さ=余裕だったりする世界観の中で、彼の懸命さっていうのは、見ていて共感作用もあり、彼の苛立ちや、焦燥、源冶への気持ちが映画内の雰囲気を作っていた部分があるように思います
どうやら、オグリッシュ的にも、「俺の弟子」的可愛がり方を、中の人に対しては行っていたようで(ていうか、ラジオとか素喋り聞いてると、ほんと役者人の関係性が体育会系で、どれだけ綺麗な顔した連中が集合しようが、男の中身は男なんだなと思いました。 年功序列とかが、きちんと板についてる)そういう人間の関係性が、そのまま映画の関係性にもなっていたような、舎弟とアニキっぽさは、見ていて微笑ましかったです。


あい、そいから、2で存在感割り増しドン!な三上兄弟

か、かかか、かわいい!
ディズニーキャラクターみたい!(本気
ほんなこつ、出演陣もいってたようにマスコットめいてるというか、ちょろちょろしてて、アホで愉快で、存在意義というのがばっちりあって、会話の一つ一つが軽妙で、ツインズ萌え!と、握り拳
極悪な存在感と、ポンポンポン!っと繰り出される、噴出さざるを得ない台詞が、映画のアクセントとしてばっちり効いてて、監督が面白がって色々やらせてんだろうなーとも感じました
動きとかも、ぴゃー!って感じだし、口調のおバカさ加減が堪らん!
可愛い!! きゅんきゅんしちゃう!
ぎゅうっと二人まとめて抱きしめて、「キーキー」喚かれながら思いっきり殴られたいような、不思議な愛しさを感じる役でした
あと、時生君大好きなのも、ポインツ高いよ!
なんだよ! 懐いてんのかよ!
そんで、「懐く」って言葉が凄く似合うよ、あの二匹の小動物には
セメダインも! ありがとう!な面白さで、でも「素敵な帽子だ」は不意をつかれたなー
がふっ!てなった
油断すんだよ?って感じの面白さだった
何にしろ、撫で繰りまわしたい欲を大いに刺激する可愛らしさでした(ていうか、中の人凄く美形なのにね、わざわざあの姿に… ジャンゴにおける、安藤を思い出しちゃうよ!)


もーそろそろね! 疲れてきたから、おねーさん、鳳仙の方移るよ! あ、筒本もついでめいて書いちゃうけど、かっこよかった!
2は、特に格好よかったよー!!(特に、マジで漆原の中の人の蹴りが入って負傷したけど、撮影続行させたエピが男前。 その後、自分の為に険悪になった現場を取り成すために行われた飲み会に、負傷状態&忙殺スケジュールの合間縫って参加したっつうのもかっこよすぎる…)と訴えといてえーと、鳳仙は、たいがー、びどー、凌の事だけピックアップします宣言しといて、まず、タイガー!


中の人の初見が何度も、くんくの男ナースきゃわ!と発言させて貰ってる「CROSS」だった私にとってみりゃあ、「えええ?! あの気弱い子が、この子?!」と、べっくり
しかし、まぁ、よくぞ見つけてきた!な存在感で、敵役として申し分のない迫力をお持ちでした
加えてアーティストならではの、何処か常人には理解しがたい思考回路が、狂気的な部分にフィードバックされて表出していたようで、彼の台詞一言、一句が毛穴が開くほど格好良かったり

美学と言うものを厳然と抱き、美学に従って行動する

クローズの世界に置いては「唯一無二の敵」となる存在は、同時に人間的魅力を兼ね備えていなければ強さに直結しないようで(ハートの強さ=喧嘩の強さなんですよね)それを前面に打ち出すために、かなり計算されている、本人の資質と演出の妙が合わさった絶妙のボスキャラだったと思います
やっぱ、「アウトー!」と「人間は動物だ!」ほいで「上履き持ってこい!」は珠玉!
哲学すら感じちゃう!
思想が背景にあり、美学と哲学を持って闘う様は、美しかったし、かっこよかったなー…!
まぁ、なんにしろ、顔が好きだ(断言)
タバコシーンも素敵だし、HADAKAで男祭り!も若干面白いに突入する徹底っぷり
ビドーとのやり取りとか、会話そのものが大仰で、だからこその、トップの風格で、統率とか、率いるとか、指導者とか、そういう立ち位置が似合う「白の殉教者」めいていて、源冶との戦いで悲劇によって齎された強迫観念から少しでも解放されていたら良いな…とも思います


ビドーは、原作知らないっこからすれば、カリスマ! 超絶人気キャラ! 漢!と評判が伝わってきていて、映画で見て「わぁ、なんて異次元美少年」とべっくり
真っ白な顔に、無表情な佇まい
絵に描いたような綺麗さと汚れなさが、逆に冷酷臭くてキャラクターとして大変素晴らしかったです
オグリッシュの熱烈推薦ってことで(24時間密着情報聞くに、オグリッシュキャスティングにもがっつり関わってたみたいだしね)美麗という言葉は伊達じゃねぇぜ!な美麗っぷりでした
隙がないもの! 何処かから見ても!
美麗以外の何者でもないもの!!
まぁ、原作キャラゆえ、喧嘩シーンは一切なくて、そういう意味では事前の随分なプッシュからすれば、喰い足りない印象でしたが、まぁ、それが原作ファンに対する礼儀なのかな?とも思いました

あい、ラストー!!!
着いてきてる? 着いてきてる?
はい、漆原ーってことで、ゼクシィとして話を進めて行きたいのですが(無茶)めっちゃくちゃ不気味で大好きです!と告白
狂気と、あのしなやかさ、中性的な陰湿さがたまらん!
ちょっと、王道ながらも、確かにナイ!なキャラクターで、お墓で傘を差したまま立ち尽くす姿も、倒れたマッキーの顔を撫で回して蹴りを入れようとする凶悪な顔も、何もかもがうっとりするほど絵になってました
遊びじゃない喧嘩をするっていう、加減の知らなさ、嗜虐性っていうのが、気味の悪さに繋がって、出番の割には強烈にインパクトを受けまくり
色白で、たいがーのゆう事だけ聞くっていうキャラ設定も良かったなー
強いっていうか「怖い」んですよ、このタイプから受ける印象は
殺される、滅茶苦茶に壊されるという、根源的恐怖を呼び覚ます、粘着質めいた独特の戦闘スタイルとキャラ設定
本当に見事なほどに、殺陣が人の身体を「壊す」殺陣になってて、すげぇと感嘆しました
見てて、沸々する位に綺麗な動き
たいがーの人物を補強する為&芹沢のタイマン相手として脚本家がオーディションでゼクシィに会ってピン!ときて、自分仕事段階終わってるのに、無理無理に脚本に加えた割には凄くしっくり物語に融合していて、目を物凄く惹くキャラであってくれたんで、芹沢VS漆腹は、楽しくってしょうがなかったです
もう、若干いやらしかったもん!

ドS対ドSなんだけど、Sの種類が違うもの!

そういうS同士が相手組み伏せようとして、拳ぶつけ合ってる有り様は、源冶VSたいがーのストイック極まりないぶつかり合いとは全く相反した陰湿さと、いやらしさがあって、どっちも見応えあったけど、漆原の顔が初めて恐怖に歪んだ瞬間に、たいがーの中の人がゆったとおり、何とも言えないエロスを感じてしまいました
いやぁ、良いキャラでした!
良いキャラと言う意味では、映画内で屈指の良いキャラ具合でした!!



はい、とゆうわけで、人物語り終了ー!!!

大人チームまで手回りませんでした!

でも、岸谷・川西は、凄く好きだったし、ヤベキョウ加えての、病院シーンは名シーン過ぎて、胸打たれました
あすこのあるなし、川西の存在自体が、2では深みに繋がってるから、凄く重要!!!

とにかく、映画として大好きすぎて、本当に今私は頭がおかしくされちゃってるのですが、暫くこの熱狂が続きそうなくらい、後引く作品だと断言できます!

共演者の関係性も追えば追うほど面白くって、仲良しで(個人的にオールナイトニッポンでのオグリッシュから、妄想係長への「けんちゃん! けーーんちゃーん! けぇんちゃぁぁん!」という酔ってるのか?!な呼びかけが死ぬほど可愛い)暫くの間この熱狂は続きそうです!

という事で、全24500文字にて綴られた、ロッキオンのロングインタビウなんてメじゃないぜ!な語りにお付き合いくださってありがとう御座いました!

漸くお別れのご挨拶!

それではこれにて感想文終了させていただきます
ここまで付き合ってくれた貴女には、「奇特な…」と呻きつつも、感謝の花束を捧げさせて欲しいと思います!