現実逃避の手段

間違いなく性質がオタクであるところのmomiziさんは、現実逃避スキルが幼少のみぎりより、マスタークラス!な人生を送っておりまして(ていうか、自分の現実逃避手段ヒストリーを振り返ると、一体どんだけ、現実が嫌だよ!という位歴史が長すぎて、自己嫌悪に陥るね!)くさなぎつよしがメディアに不在という現実を受けての間も、思う存分逃避をさせて頂いておりました

復帰してから、二週目突入ーという事で、折角だから、私が逃げ込んだ先を、ちょっと羅列


いわゆる備忘録ですし、たらたら長い事は確実なので、飽きたらスルーして下さい



・映画

GW期間が含まれていたというのも踏まえて、私にしては結構見たなーと、指折ってみたり
数をこなして理解したことは「一日2本映画を見ることが、単純に体力的な意味で苦痛になってる自分にショック!」という老化現象に対する衝撃でしょうか?
昔は、平気で、3本とか見てたのになー
今回、「ホルモー」&「グラントリノ」、「クロゼロ2」&「スラムドッグ」、「重力ピエロ」&「ラストブラッド」の組み合わせで観てみた訳ですが、どれも大絶賛頭痛が痛い(間違った用法)状態に陥って、集中力の欠如状態にも見舞われましたので(特にグラントリノ)これからは、一日一本で映画はやめておくべきか…と思案中
しかし、バラエティ豊かに見倒せたので、大変満足です
次観にいくのは、多分、る…るーきー…ず…(俯きながら)(顔を両手で覆いながら)(あまつさえ嗚咽交じりに)
あと、たじょーまると、かむいと、ムゥは絶対押さえる予定
ラッシュライフ守護天使もみたいし(原作は面白かったです。 映像向きなので期待大)、ウルトラミラクルラブストーリーも、見れたら見たいなー

ほんと、邦画が楽しい時代が来てくれたので、私はとても幸せです

あ、そういや、感想書き損ねてますが、重力ピエロは素直に佳作でしたー
加瀬&岡田将生の組み合わせの相性が大変素晴らしかった
岡田さんが冗談めいている位、男前の役なのですが、実際冗談めいている位男前なので納得させられました
加瀬さんの、存在そのものも素晴らしかった
格好よすぎる弟と、ふつーの(でも、頭は大変よろしい)おにーちゃん
子役も「ど、どっから見つけてきた?!」って位秀逸
特におにーちゃんが、加瀬さんに似てたのがポイント高すぎでした

伊坂の倫理が、私は好きで、私にとって作者の倫理観って、凄く作品要素として大事な根幹になってくるので、そういう意味でも、安心してみていられましたし、だからこそ、残酷さが際立っていました

まぁ、惨い話です
極めて悲惨な話です

結末を、どう受け止めるかは賛否両論だけど、私はお兄ちゃんの言葉に頷いてしまう人間だな

絶対的に間違ってて、私の感傷は愚かの証だといわれても頷くけど


カメラワークも絶妙で、淡々としたセンスがあって、どうしようもない悲劇なんですけど、悲劇を悲劇として認識させる人間の機関を綺麗に麻痺させてくれるつくり方をされてたように思います

「俺達は最強の家族だ」

こひさん@おとーさんの、和やかな表情で放たれるこの台詞の陽気さと悲壮さがたまらなかった
いさかこーたろーは、陽気に抉る台詞が秀逸だと思います
実際に俳優さんがクチにした時に、その威力が倍増するので(演じる人によるけど)つくづく映像向きの話を書く人だなぁと思いました(これも、勿論作品によるけど)(陽気なギャング…に関しては、私にとって我慢ならない改悪がなされてたので心から忘れたいです)
フィッシュストーリーも良かったし、ほんと、ラッシュライフは観にいきたい
付け加えるなら、若い時代を鬘を被る事のみでコヒさんが演じてらして、その乱暴さに「ぶふうっ」てなったのですが、それよか髪の毛のあるコヒさんが、堺雅人に激似であった事に鋭く言及しておきます
いやー、似てたわー、ていうか、正直、あまりの似!に、印象それ一色になりそうで震えたわー!


ラストブラッドは「頭を使うな! 心で感じろ!」で十分なのでは…と
音楽がなー、もっとセンス良ければテンションが違っただろうに…
あと、70年代の日本が舞台なのですが、あからさまに香港っぽくて、「アジアの認識ってやっぱ、一緒くたにこーんな感じー」ってなりました
原作に忠実にしたのかなー? 70年代の必要性が皆無だったので(あー、でもGHQが日本に滞在してる時期じゃないと、成り立たなくはあるか…)とりあえず美少女がセーラー服でちゃんばら! 小雪が番傘で登場!だけを目当てに行けば色々ごまかされはするかも…
話も、理解しようとすると「うぼあー」ってなっちゃうので、スルーで良いです
なんか雰囲気で良いです
分かった感じで終わっておけばモヤモヤは皆無です
人間関係の書き方の乱暴さとか、些細な問題です

オープンな四輪駆動に乗って、女子高生が羽の生えた鬼を追っかけたり、電車の中でサラリーマン惨殺したり、アメリカンハイスクールガールと日本刀で切り結ぶの図で、殺陣マニアとしては満足できたので、もう良いです
まぁ、ワイヤーやら、CGやら駆使しまくってて、特に血飛沫の表現のリアリティのなさが、逆にスピード感あってリアルじゃなくて良かったなーと思ってたり

最近見た、「ハードリベンジ ミリー」にて水野美紀が見せた大車輪な殺陣具合に比べると、生身でここまで?!という意味においては見劣りするのですが(刀の振るう速度がそもそも違う 軌跡が違う あと、水野さんのドロップキックが私は単純に好き)「ハードリベンジ…」は「どうして企画が通ったのか…」な糞具合でしたし(VS虎牙光揮を見る為だけにレンタルがベスト。 個人的にですが、虎牙光揮さんの人間臭いリアルな凶暴さが滲む立ち回りは大好きです。 ムエタイやってる人は、拳の曲がり方がかっこいい。 日本最強のアクション俳優坂口拓さんは、人間離れしてて、最早ショーとして好き。 あと、スティーブン・セガールの息子の剣太郎は道場開いちゃったみたいだけど、是非アクション映画の世界にカムバックして欲しい! ここに、榊 英雄加えて、監督北村龍平さんで、ちゃんとお金かけた本気なアクション映画とか、そろそろ作られても良いと思うんだけど! 思うんだけど!)アクション映画見たい欲は、とりあえず満たされたので満足です




・音楽

再三、執拗なほどに、多分自分の人格形成レベルに根ざす勢いで私と音楽というものの相性が良くないという事を、私は色んなタイミングで言語化したり、ここに書いたりしている訳ですが(音楽の力的なものを察する能力が私は極端に乏しいのだと思います。 感受性の問題とも言えるのですが)(なのに、時折暴力的な強引さで、音楽を押し付けられる場面があって、その度に私は思うさま辟易しております。 音楽を忌避する感覚というのは理解されがたいんだろうなぁ。 勿論、自身の問題であって、マイノリティ側に自分が立っている事も理解しているので、民主主義の世の中の恩恵を受けている分際である以上、最終的に納得はするんですけどねー)、相性が良くない=嫌いという訳ではない事も自明の理で(そもそも、芝居が好きな人間が音楽が嫌いな筈がない)こんな私でも音楽に逃げ込むことは、時折あります
とはいえ、情報処理の為のキャパシティが極端に狭いので、音楽を自発的に聞いてる間は、余程の単純作業以外の一切の動作が停止されてしまうという病の持ち主だったりして(これが、私と音楽の相性が良くないと断言する要因の一つです)集中にするに足る、エンタメレベルにまで昇華されている音楽や、そういう曲を作るアーティストばかりを好んでしまう傾向が顕著なんです
曲だけで時間が充足してくれなければ、消費されていく時間に苛立ちを覚えてしまうという訳なんですねー(貧乏性)
つまり、いわゆる、「聞く」事以外に、集中させないような極端な曲が好き!という訳なのです(逆に、デパペペとか、狭い部屋に閉じ込められて、延々聞かされたら、あたい、結構早めに発狂する自信があるね!)

BGMになんてなってやらねーぜ!みたいなね、そういう曲は現実逃避手段としても大層有効で、一ヶ月の間に、ちょっと色々聞かせてもらっていやー、病んだ、病んだー!と、満面の笑みを浮かべてしまっています(爽快に
私 明確に 所謂 鬱系に分類される曲が大好きっぽいです!

痛い子! 私かなり痛い子!!

RADWIMP Syrup16g 凛として時雨 ナンバガ 等々所謂厨二系ばっかちょっと聞いちゃっていました

癒し系という言葉が一時期、メディアを席巻した時期に、ぼんやりと「癒し系」コンセプトで打ち出されたもので、本当に癒される人間なんぞ、おるんだろうか?と、攻撃的な疑問を抱いていたのですが、それは今も変わらずで、「癒し」として打ち出されているもののジャンルを「嗜好」として好むか否かの問題であって「癒し」系だから、癒されるってな訳ではない気がしていたんですよう
てか、まぁ、その先鋒として草なぎ剛というキャラクターが先陣を切り開かされていた事も勿論忘れてはいないのですが(いわゆる、「いいひと」時期です。 目指したのはくさなぎ君…の頃です。 ナンシー関のコラムにて、バッサリ斬られているのを読んで、ファンながらに「確かに…」と頷かされたのも、今は良い思い出です)(そして、ファンだから言う。 剛が癒し系なもんかー! どんだけ翻弄されたか! どんだか疲弊したか! 刺激物! 剛は間違いなく刺激物! 音楽で言うなら、他の誰に否定されようとも、私にとってはパンクロック! 剛に癒された事なんか、あるもんかーー!)そういう、嗜好が超攻撃型!な私にしてみれば、癒しとして打ち出されているものよりも、余程厨二系な音楽のが染みてくれる訳で(学生時代の鬱屈を、Coccoの「Way Out. 」のOPを、目を見開きながら繰り返し聞くことでやり過していた私ですが、似たような行為で何とか生きながらえてた同世代は多いと私は見るね!)このタイトルを堂々と書くことに大変な気恥ずかしさを覚えつつも、特に「神のカルマ」を聞いてました報告


いーーーやぁぁぁぁーーー!!(恥)
私、幾つよーーー?!(両方の意味で)


ってなりつつも、でも、まぁ、いい
私の嗜好が、そこにあるんだから仕方がないったら仕方がない(自分に言い聞かせ)


これ、別に「この曲がオススメだよ☆」ってつもりで書いてるわけじゃなくて、心底備忘録というか、ここに逃げ込んでたんだーって言語化しときたいだけの欲望なんですけど(言い訳)しかし、良い逃げ込み先でした

圧巻という一言で腑に落ちる曲だったので、思うさま身を委ねて、圧倒されて、聞いてる間、自己を失えて、いっちいち物考えなくて済むのが良かったし、逆にこの曲を逃げ込み先に選んだことで、自分の精神状況レベルを把握することも出来ました
私は気に入った曲を繰り返し、繰り返し聞く子なので、すっかり歌詞を覚えてしまって、目を虚ろにしながら、出勤中に「細菌ガスにむせながら 歌うたっても いいの?」なんて、虚ろに口ずさんでる様は、ホラー判定も辞さない感じなのですが、結構自分的に今回の件は早々に立ち直り、ノーダメージでフィニッシュです!みたいな実感を抱いていた割に、「神のカルマ」が染みたかーと、意外であった事も否めなかったり
しかし、椿屋やら、9mmやら、凛として時雨やら、どうにも極まってる時に逃げ込む先が大変気恥ずかしいトコばかりなので、そろそろ嗜好も、年喰ってくれないかなー?とかぼんやり考えてしまってます
もっと、ほら、年相応ってゆうの?
26歳、OLにね! どんぴしゃなね! そういう曲ですよ!

とはいえ、今、大人が聞く音楽って、どこら辺なの?とか、完全に疎い私もいるんですけどねー(洋楽とかになっちゃうの??)

あと、RADWIMPは曲ごとに曲調に大いなる変遷があるくせに、私にとっての外れがなくて嬉しいなー!
アルバム聞いてると、とりあえずは満足できる
おしゃかしゃま」と「へっくしょん」と「ジェニファー山田」が好き
歌詞の世界観に共感できて、Voの野田さんが冗談みたいに天才っぽいのも笑えます



桐谷健太



………深く聞かないでください(真顔で)



ていうか、ここに付随した話になるんです
彼自身については、是非、ここには書かない所存なので、思いっきりスルーして頂いて、えーーーーと! 今月号のCUTを買いまして! 
目的は、そこに4Pばかり掲載されてる、桐谷さんのグラビアだったあたりに、自分でも自分の極まり方に絶望を覚えているので、勿論、そこには触れないまま通り過ぎまして!(あと、あいつには、ずのんと、しねすくも買わされた… 憎い!!!)
CUTっていう雑誌を私は、ロッキングオン広告批評と一緒の箱に放り込んでいるのですが(乱暴な話ですが、感覚的な私のカテゴライズです)コラムなんかを読んでると、おお、結構面白い!と思える記事に行き当たったので言及

ターミネーターシリーズに登場する強い女性登場人物から、近頃(というより、私的には千葉真一の弟子である女空手家シリーズから連綿と歴史めいたものはある気がするのですが)流行の「強い女キャラ」についてのコラムになってて、フェミニズム的思想に根ざすものではない、むしろ男性の製作者の萌え感情、フェチ的嗜好により生まれる強いヒロイン像というものについて改めて考えさせられました
正直私自身が、ガールズアクション大好きなので(とはいえ、私の指すアクションは邦画に限定されます。 もしくはアジア映画。 ハリウッドとか、西のものになると、タランティーノ製位しか、なんかわくわく感を味わえないんです。 リリー・フランキーの言う、「同じ人種だから分かる」故に邦画を好むんだろうなーと思うし、同じ人種である日本人同士でぶつかりあってるから、私は高揚感を覚えるんじゃないかなー?と理由をつけてます)どんどん流行すればいい!と思いつつ、逆に、ここの需要に応えられる女優さんって、日本には凄く少ない印象があって、どんどん育ってくれたらいーなーとか考えてます
桃井かおりじゃないけど、役者は動けてなんぼでふからねー!!
とりあえず、ハードリベンジ ミリー酷すぎたんで、誰か水野美紀をお金をかけて、まともなアクション映画に出演させてあげて下さい!!! 
もったいなすぎるわー あんなかっこいいのに…!!


そんなわけで、とりあえず現実逃避したもの羅列


今一番、こうぐるぐるしてんのは、やっぱ映画周辺だなー
映像作品近辺とも言ってもいい

この先の上映スケ見ても、同じ俳優さんが結構名を連ねてて、それは所謂若手な人ばかりで、同じ時期に同じ俳優さんが出てる作品が二種類上映とかもザラにあって、昔、映画館行ったら、この人の名前絶対見たのに!って人がいなくなってたりして、完全に入れ替わりの時期きてんなーとか感じてます
とはいえ、単純に製作される邦画数も増えてるんで、自然、俳優のローテションみたいなのがあるんですけどねー
「え? この二人、また共演?」とか「この人、同じような映画にばっか出てんなー」とか多々あります
若手で、ギャラがそこそこで、芝居が出来る人が、今、ものすごい勢いで芝居しまくってます
女優はまだ、ここまで熾烈じゃないんだけど、男優さんが特に凄い…

しっかし、今、30代後半辺りのネームバリューがあるような俳優の人とかは、生き残り大変そう…

つまり、単純にギャラの話だろうなーと思うんです
不況だし
お金かかる俳優さんが使われなくなってる
その代わり、ルーキーズとか、鴉とか、ごくせんとか、花盛りとか、執事とか?? 若くて男前な子や、特撮出身の子達が、色々殺されるんじゃね?って勢いで仕事して、映像にたくさん出て、役者として研鑽積んで、二番手、三番手とかで結構重宝されてる現状を見るに、層が厚い…とぶるぶるきたり
トップ張るのも、20代の人とかが多くなってきて、ここが踏ん張り時だぜ?!と、やっぱ、思うのは剛の事だったり

いや、事件云々じゃなく、もう、時代の流れ的にも、「任侠ヘルパー」と「戦国時代」は踏ん張りどこの作品になると思います
正念場を、その二作で迎えなければならないと思います
作品のコンテンツ力がなきゃ、どーーーーしよーーもねぇー!!っていうのは分かってるんですけど、今のこの時期に、結果が出るかでないかって、私は大きいと思ってます
任侠ヘルパー、作り方によっては、凄く面白くなりそうなので、是非、踏ん張って製作側!!と祈り倒してます

今日のビストロゲストの、お三方とか、まさに、私の思う今の映像ローテに入ってる人たちだからなー!(特にそーちゃん…)
とはいえ、単純に好きな役者陣でもあるので、どんなトークになんのか、楽しみだなー!!



慎吾の両さんについては、大絶賛スルーしまーーーすー!(お手上げポーズで

私、ラサール石井だったら素直に毎週愉しみに出来たのに…
意図が見えないし、意味も見えない(多分ない!)
だから、ほんと、企画の段階で、ちょっと、躊躇をしてくれる人とかいなかったのかしら?

勝算が現状見えないのですが…、ど、どうなんでしょう?