バラッド感想&邦画感想&ドラマ所見

書く、書くつって書けてないバラッド感想にいよいよ踏ん切りをつけて取り組もうと決意しまひた、momiziです
普段どおりに細かくつついて、壮大に書こうとすっから、手がつけられねぇんだよ!って事で、最近見た邦画感想&今期見るドラマ感想等々含めて、さらーっとやっちゃいます
全部ネタバレなんで嫌な人は、総員退避してくださいなー!
あと、人は人、自分は自分なので、私の感想は私だけの感想です
偏見と、思い込みに満ち満ちておりますので、そこをご承知おき下さい
お読みくださる方々と違っていて当然と言うつもりで書いてますし、読んでくださる方も、そのつもりでいて下さると、凄く助かります

そいから、ご存知のとおり、アテクシ由緒正しいミーハー血族ですので、書いてる文章のテンションが、全体的にうわっついてます
頭のおかしい感じです
前に、クローズの映画感想を人が殺せるレベルの長文でこちらに書かせて頂いたところ「頭おかしいんですか?」というビビットで、IQに換算すると4程度の驚くべき脊髄反射なコメントを頂いたので、当方としても脊髄の反射に従って明確に「あ、そうなんです」とだけ前置きしておこうと思いまして、えーと、前置きさせて頂きましたー


嫌なら、読むなですよ?




はいはい、まず、では、最近見た邦画感想。


・TAJOMARU

小栗旬とあやのごさん(トライストーン所属の、ある種の女子には堪らない!なスペックの俳優さん。 音楽とか作っちゃって、運動神経も死ぬほどよくて、針金みたいに体が細くて、しなやかで、言動は不思議系という、咄嗟にマルチタレントとか、呼ばれる側にしてみたら、たまったもんじゃない!な名称を正しい意味で捧げたくなりまふ。 クローズでの存在感が素晴らしかったです。 あとの代表作は、そうね…「魁!男塾」かしら…(悪意) もしくは、イヌゴエ)(あと完全に余談ですが、男塾は出演俳優が好きすぎる人ばかりで見たい気持ちも山々なのですが、題材が余りにもピンポイント危険過ぎて見れない罠。 最初から「これ、地雷ですよ?」と提示されすぎる題材って、おいそれと手を出せないよね! 拓ちゃんは、何を思ってコレを撮ったのか…。 とりあえず、尾上さんと、あやのごさんと、榊さんと、拓ちゃんが出るとこだけ見たい。 でも、拓ちゃん追っかけたら、主演なので、全部見なきゃならん罠。 飛燕やってるあやのごさんを見て横隔膜がねじ切れるほど笑いたいのに…)を目当てに見るという、トライストーンの戦略にだだはまりしておる醜態を晒してみるわけですが、そもそも、チャンバラ邦画という時点で忙しくない限り100%押さえておこうとする私なので、キャスト云々以外の要因も見た理由は大きいです。
えーと…原作・藪の中じゃなくてもよくね? 芥川とコラボってましゅ!とか打ち出す必要なくね?で終了。
最早、別物過ぎるし、コラージュのように、蜘蛛の糸や、羅生門ネタを、ゴリゴリと突っ込んできていたのとか、しゃらくさかったんだけど、どうなんだろ?
別に芥川信者とかでもないのですが、「ミスティ」を見た時位の、強引さ加減は感じました(ミスティも、藪の中映画化!つって、天海姐御と、金城、豊川という、大絶賛「飲み込み難い!」な布陣で挑んだ、大変な作品。 感想としては、概ね大変でした以外、何も思い浮かびません)

田中圭が、自分の限界の向こう側まで頑張ってたので、すげいなぁとは思うたのですが、役柄として主役よりも面白いキャラではあったので、そういう人物造詣の後押しも大きいなぁとは思いました
あと、悪辣と見るには、見た目の儚さが過ぎた感じがするかなー?
御本人の清冽で、柔和な雰囲気のせいで、悪い奴に見えなさ過ぎた。
甲冑とか、着てるっつうか着られてるって感じでしたし、ふてぶてしさとか、欲望とか、驕慢さが感じられなかったです。

正直、パンフにて、又一郎プロデューサーが、作り手側の欲求を押さえ込んで、エンタメに徹しようとしたってな事を述べてるんですが、その軋轢の歪みが中途半端な結果を作り出してる気がする
全国上映系の映画じゃなくて、カンヌ狙うような映画になっちまうのがヤダってぇんなら、そもそもの成り立ちから見直そうとする位しても良かったのに…まぁ、そんな時間もなかったのでしょうが
まぁ、観客のニーズを捉えきれてない印象も受けました
勿論、私の思う需要が世間の需要に沿うている自信なんて、ゼロに等しいんですけど
あと、これは、たじょまるさんだけじゃなくて、映画見てると、どうしたって、合う合わないという観点から私がよく感じる感情なのですが、リズムが合わなかったです。
物事の流れのリズムが
つなぎが下手なんですよ
場面転換のつなぎ方が
ジャンルの問題じゃないな。
リズムの問題だと思う。
や、私個人の好き好きの話ですよ?という、大前提の上でです。
これは、バラッドでも感じたし、山崎監督には感じがちな齟齬なので、そもそも、あの人の作品とは相性悪いって諦めてるんですけど、中野監督ひゃんのも、んーー?ってなったな、結構

あと、エピソードの一つ一つが雑
多くを語らない事が雑とか、長い時間を割かない事が雑とか、そういう意味じゃなくて、とにかく、つぎはぎされてる出来事のツナギ方と、人物の心情の追い方に対して「大雑把!」という印象を受けました。

時間を埋めようとして作ったのか、時間の経過や、人間関係の深まりを、断続的エピソードを重ねることで表現しようとしたのかは不明なのですが、だったらじっくり会話を交わさせるなり、もっと丁寧に作るなりすべきで、キャラクター造形に至る前に、登場人物がバンバン死んで、思い入れもへったくれもなかったので「あー、死んだー」としか思えなかったです
さして、そういう、虚しさを狙った訳でもなさそうでしたしねーん

あとサービスと、エンタメ履き違えてるような気もしました
エンタメになってないサービスは、つまんないし、自己満足に過ぎないから、別にいいよーとか思ったり
裏側公開!!っていうの、私大好きだし、中の人がどう取り組んでたのかって興味がある人間ですけど、同時に努力の過程とか、出来上がるまでの苦労とか、思い入れ、意図、役者がどういう心境だったかとか、全部、「フィルムに映ってねぇもんは、NGと一緒で、『無い』んだよ。 上映される映像、それだけが全てなんだよ」という人間でもあるので、作り手の過剰な思い入れを、盛り込まれても、それでイイ物が出来なきゃ、意気込みですら出来上がりを考慮するとマイナス要因でしかないよねーと思ってみたり

心意気や、思い入れだけ空回りされたって、見てるこっちには関係ない話なんで…と、言ってみつつ、もうちょっと、コンセプト明確にして、撮りたいもの絞って、シンプルな作りにした方が、ズドンと胸にキた気がするなーと、全体の感想を締めたいと思います

ま、又一郎の言うエンタメの形が、こういう大風呂敷を広げて登場人物たくさん出して…みたいなものだったらしょうがないんですけどねーん

まぁ、こういうのを書いた後、それでも何言ったって、映画作る奴のがずっとか偉いという当たり前の事実に、「あー…」と自己嫌悪に陥りがちな私がいるので、あと、褒め所探して褒めたいのですが、オグリッシュは素敵でした
そこを、主題に撮ってっから当たり前!なのは分かってるんですけど、又一郎の暑苦しい程のバックアップを受けまくっても応え得る器には素直に感嘆したいです
イケメン戦国時代において、そこらの女優顔負けの対人スキルと、人たらしの才能で、並み居るイケメン達の人望を集め、イケメン勢力図の覇者となりつつあるオグリッシュですので(てか、ほんと、バラとかでイケメンと出演してる際の、リラックス具合は異常!)是非、このまま突っ走っていただきたいです
応援してます!!(両手握り拳で)

あと、お圭さんのファンは押さえて損なしだね!
お圭さんが、桜丸がなんで、裏切るのか分かんない…とゆってるのをパンフで読んで「え? なんで、裏切るのか分からないのが分かんない…!」と私は呆然としたのですが(惨めだし、酷くあの兄弟と、あこ姫を恨んで然るべき立場だと思います。 食うには困らない日々と引き換えに、桜丸が捨てたもの、目の前に突きつけられ続けるもの、無意識にもたらされ続ける、兄弟や、あこ姫からの差別感情、その惨めさ。 兄弟のように育ったなんて、直光が言う度に、腸煮えくり返ってたんじゃないかひら? 無意識に恩着せがましい言動してそうだし! 直光、キングオブ無神経だったから!)立ち回りは、物凄く努力したんだろうなという出来栄えでしたし、チャンバラ映画としての見応えの重要素をきちんと担ってくれていたように思います。
松方さんは、軽やかで、意味分かんなくて、滑稽な不憫さがよかったなぁ
存在感という武器が、物凄く有効活用されてました
あと、ショーケンは最早人間の範疇に無い感じで、色んな意味での怪物を、それでも使いたいと思う、監督さんとか、作り手側の気持ちを少し理解できました

やべきょうさんは、クローズの拳兄と全く同じポジで、全く同じ役割でした
小栗旬と組むと、ああいうポジにつく事がお目付け役として定められているのかしら?
なんにしろ、微笑ましかったです

あと、私の目当てでもあった、あやのごさんはべっくりする位の雑な扱われ方で、雑な死に方でしたが、見た目は大変麗しかったです
ほんっと猿は、勿体無さ過ぎる…勿体無いお化けが枕元に立つよ…!!
そいで、あやのごさんは付き合い浅めの知人からは、軒並み「この人、momiziさん凄い好きそう!」とかってゆっていただけるのですが、あの人は、うなぎ系であって、同じにょろにょろ属に所属していても、私の好きな爬虫類系とは違うんでふよねー!
基本骨が太い人が好きなので、あの人は華奢すぎる!
や、好きだけど! 普通に、好きな俳優さんだけど!! あと、顔が大人計画の紙ちゃんにちょっと似てるとこが可愛い…
殺陣は予想通り「早いぜ!」って感じの太刀筋でしたので「早いな!」と思っておきました(雑な感想)

そいから、鉄@山口さんは、立ち回り凄いぜよ!という事はよう知っとるので、二刀流もっと、ちゃんと見たかった!
これも、勿体無い! 凄く、勿体無い!

んで、これは妹と盛り上がったんですけど、貧しい農民に食料を配った後の、ぐっだぐだな宴会風景が大変新感線の芝居における中弛みコーナー時に酷似していました
村井しゃんや、劇団役者が踊ったり、見得きったりしながら説明したりするシーンね?
まぁ、話のベース自体「新感線でやりそう…」って感じの話ではあったのですが、まさか、映画館で、オグリッシュ主演で、あの戦慄の居た堪れなさを味わう事になるなんて!って、ああ、もう既に褒め言葉じゃなくなってる!!

そうそう! それから、セットは、素晴らしかったです!!!

と、まぁ、うわー! 結局長くなったのですが、概ね、アラが私は目に付いたのですが、このジャンルは大好きで、どんどんこれからも新しい作品をバスバス見たくって、こういう映画にお金がかけられる時代は幸せなので、興行収入是非頑張れ!!とだけは御伝えしたいです



カムイ外伝

私は好きでしたし、原作が好きな人にお勧めとか言える感じ
少なくとも「漫画をそのまま映画にしようとした」無骨な意気込みは感じました
こっちも、場面転換のつなぎがブツブツ細切れって感じなのですが、それがコマ割りめいていて、余計に漫画っぽさを助長していて、面白く見させて貰ったり
カムイも、殺陣は凄く満足でした
人間の感情の動き方とか、不親切な位分かり難いんですけど、そういう話なので、そっかー…と納得
個人的MVPは、不動役の伊藤英明れすかねい
ほんとに、漫画なの
昔の少年漫画の眉が濃くて、荒々しい役なの
フハハハハハ…とか笑ったり、そういう役に説得力を持たせる力は凄いなぁと思いました
あ、でも、序盤にカムイに殺される、幼馴染役の芦屋さんもすっごかったです
眉潰して、本人とは分かんない位の怖い、エッジの効いた面相で登場なさるのですが、声のドスの効き方とかも腹に響く迫力で、殺陣もしっかりしてるし、にたっと笑うかの不気味さとか、若手の女優さんがよくぞここまで!という気合の入りっぷりが素敵でした
ホルモーの鼻筋の綺麗な性悪女も好きやったけど、こういうお芝居もやれるぜ!ってのは、キャパが広い感じがして、これからも見たいなーって思わされますねー!
最近、好きな女優さんも凄く増えて、そういう意味では映画や、ドラマを見るのが楽しいです

主演の松ケンさんに関しては実力相応というか、殺陣は、でも、すっげいなぁ…と惚れ惚れ
漫画キャラを演じる事が多い松ケンさんですし、演技云々とかは、もう、語るのもばかばかしい位の人だと分かってるので(若手俳優さんだと、私の中で山田氏と双璧です)やっぱり、相応のカムイだったと思うし、つまり、素晴らしかったですよ?という事でもあったりします
セクシーボイス&ロボからのお付き合いって事で、松ケンさんとの相性抜群のおおごすちゃんは、しこたま可愛かったです
ここのカップルは、ほんとに、切ないし、なんか、もう、なんか、キュン、キュンきました(ときめき)
おおごすちゃんに全力健気を演じられて、抗う術が人に残されていようか? 否、ない!
小雪さんも綺麗でしたー! てか、やっぱり、小雪さんも健気女性で、ただ、おおごすちゃんみたいな大きな子供のいるおかーさん役は不適切では?とか思ってみたり
綺麗過ぎる、綺麗過ぎる…!
他にも、小林薫さんとかは圧巻の存在感でしたし、佐藤浩一さん、アンナさん等々は「もったいね!」という使われ方ではあったのですが、とりあえず、個人的にはアリです!と、お伝えしたい、お伝えしたい
CGはかなり雑でしたけど、まぁ、そこは崔監督だから…とも流しておきました…

救いはないですし、丁寧でもないですし、誰かに共感するって事もなくて、そういう意味では酷く客観性を強いられはするのですが、それでもエンタメとして成立している力業が面白かったので、総じて、流石…とだけ唸っておきます


・バラッド

時代物三部作か!とかゆわれる位公開が上二作と被っていて、連続して見たので、「邦画=時代劇」とか間違った認識にとらわれそうになったのですが、シンイチ君の現代服を見て我に返れました

私は、原作が大好きで、大好きで、大好きなので(アニメ映画の方です)、その色眼鏡を外す事はないです

申し訳ない、申し訳ない

野原一家という、本当に平凡な、平凡だからこそ、日本最強の、私達の分身になり得る、ただの家族が、あの時代で馬鹿馬鹿しくも、信念を貫いて駆け巡る生き様に、私は勇気を貰ったし、感動させられた人間なので、だから、まぁ、そういう映画と比べてはならないのですが、うん、どうしても届きようがないよな…とは思いました

少なくとも、私は、草なぎ剛が出てなきゃ見なかったです

ほいで、上の感想でも語ってますが、この作品も、ほんっとに場面のつなぎ方が下手だなぁと思いました
このつなぎの上手下手って、ほんっとに私的には大事だと思うんですけど、いいんすか?
こういう感じで、いいんすか?
映画監督の99%がオタク人種だと分かっているのですが、「この場面が撮りたいの! この場面を素晴らしくしたいの! 俺のこだわり見て! 超すげいっしょ? ね? ね?」という監督こだわりのシーンを撮る事に全力をかけすぎて、そういうシーンとシーンを繋ぐ流れが、まぁ、雑なんすよ

ここを自然に繋いでくれると、本当に素敵なのになぁって、何度も思わされました

合戦シーンは、そうね! リアルで、凄いんでしょう!と思うし、これやりたかったんだろうなーって伝わってはくるんです。
時代考証を重ねて、その当時の再現セットとか、しこったまこだわったんだろうと思います
繊細な表現とかは、山崎監督ならではの部分もあったのだろうし、だから、あれっすよね!
提供側の何を見せたいか!というのと、観客側の何が見たいか!というのが一致してたら、そこそこ幸せな結果が得られる映画なのかもーとも思いました

私は、明確に「草なぎ剛を観に行くぞ!」と思って行ったので、まぁ、思った通りの結果を得ていますし、青空侍を剛が演じてくれたというその事自体は幸福に思えました
お芝居自体も、最早、私の中で「信頼のおける役者さん」という認識に至っていて、そこを裏切らない、芝居の見せ方をしてくれて、特に、私にとって、この人凄いなぁと思う要因の一つである「共鳴性」の打ち出し方がパなく、吸引力にあっけなく飲み込まれました
凄く視点をもってかれるんですよね
そして、観客を自分のみのうちに取り込むような表情の変遷を見せる
届かない場所にいかないでいてくれる、またべえの観客との距離の計り方が、凄く絶妙だなぁと思いました
ずっと手を繋いでいるような気がしてましたから
鬼の…と言われているけども、人間的魅力に満ち溢れた男である事は分かっていて、だから、映画を見ている間中、ずっと、あのお侍様と手を繋いで見ているような感覚を覚えていました
タイムスリップ時代ものというトンデモ世界の中で、そういう温度感が伝わる場所にまたべーさんがいてくれたっていうのは、凄く私にとっては映画に置いてかれないようにする為の大きな要素になっていたような気がします
だって、女子の身であれど、レン姫じゃなくて、またべーに共感して、私は泣かされたもの
男の切なさ、武士の切なさ、人の切なさっていうのを、滲んだ哀愁のある表情とか、一転した初々しさとか、愛すべきキャラクターを、愛されるように演じきってくれていたので、凄い俳優さんだなぁとは思いました

あの人のように生きたいなぁと素直に思えたから、それは、素敵だったと思います
憧れる生き方だ
不器用でも信念に従って生きるという事は格好いいなぁって素直に感じました

後は、超個人的に「吹越満」→「草なぎ剛」の、同種族好み顔ラインを眺め回せた事が幸せでした
凄い見たかったの!
ここの共演、凄い見たかったの! 幸せ!
てか、本気で好きな役者さんなので、一緒のシーンは始終ニコニコでした
吹越さんは、私の中でアンバランスとか、狂気寄りの印象を持ってる俳優さんなのですが(だから、好み。 あと、しつこいようだけど、完全に封印してしまったらしいロボコップを、是非、何処かで一生に一度でいいから見てみたい! ソロアクトとかでも、やってないのだろうか?)、朗らかに引っ張れば、ちゃんと朗らかを打ち出してきて、流石プロだなぁと感嘆
レンちゃんはひたすら可愛かったです
そういうお姫様だったので、正しいお姫様っぷりだったやうに思います

あと、これは私の完全なる趣味で言及しますが、ワテクシのGOD OF チンピラ波岡てんてーが、思いの外大活躍で過呼吸に陥りかけました(愉快で)
眩い程に輝いていらっさった…
まぁ、てんてーは、デフォルトで今回もチンピラ役だったのですが、途中で良いチンピラに変わるという、多分てんてーの十八番であろうメタモルフォーゼも見せられてて、うぬう! この転身っぷりは、最早、変身もののヒロインに匹敵!とか、そのお家芸に唸らされたり
チンピラの中でもかなり上級のチンピラ役だったといいますか、鉄板で死亡フラグ立ってんな…と見守ってたのに、うっかり生き残りやがって、この野郎…!と唸りたくなりました
そいで、ワテクシ、この機会にナミオカてんてーの良さを訴えたいと、目論んでいるものの、私の知ってる最近のてんてーは「メイド刑事@ロクでもないインテリツンデレ役」「クイズバラエティに有名大学(早稲田)出身って事で出演。 テンパり過ぎて、四問連続で間違えた上、役者と思えない発声を晒す@Q様」等々、全方向に渡って、積極的にはお勧めできないっぷりで、山田孝之氏の映画出演作程に、どれを例にとって良さを訴えれば良いのか、迷宮入りしている次第に御座います。
フィッシュストーリーは、映画としては大好きだけど、波岡てんてーよか、濱田岳と未來タンが凄すぎたしなぁ…

ライオン丸Gが代表作でいっか…(最悪の選択)

本人、芝居してないと死ぬん?っつう位、ドラマや映画に出まくってて、ヤマトにもばっちり出てしまうようなので(多分チンピラ役。 早稲田出てるのに、この人はどうして、チンピラばっかり演じているのだろう…)できる限り全力で応援したいです

そいで、大車輪の活躍だった大沢さんは、想像以上の全力投球で、ぼはー…って口を開いて見てしまいました
高虎という名前である以上、地元藩主が、同名だったりするので(モデルにして下さったのかどうかは、定かではないのですが)ちょっと、ドキドキ
殺陣も大仰さが格好良かったし、敵役としての存在感はばっちりだったと思います

ので、えーと、これは、大沢さんへの不満じゃなくて、映画への不満になるのですが、てか、かなりだっさい事を言ってしまうので、「ださくてすいません」ってまず最初にお詫びするのですが、敵役に大沢さんを持ってきた時点で、私はがっかりしてました

つまり、敵を格好良く描くんだなって分かったので、凄くがっかりしました

私は此処に思想的な事は書くつもりないので、他意はないですって感じなのですが、少なくとも、「アッパレ! 戦国時代」を大きく貫くテーマとして「責任」ってもんがあったと思うんです

責任を取るという事
大人が逃げちゃなんねぇんだよという事
悪い事して、逃げんのって最悪だって事

手前勝手な欲望で、戦争起こした人間が、かっこいいってどういう事だよって話です
そういう浅薄な、人の命の重みを知らない人間が、かっこいいってどういう事だよって、私は思うわけです
戦争責任何処に行ったんだよ
あの戦で死んだ人は、どうやって浮かばれんだよ
あの戦で死んだ人の家族は、どうやって生きていけば良いんだよ

少なくとも、この作品に置いては、それは大事にすべきじゃなかったんだろうか?って思うんです

たかおは格好良くあってはならなかった
私が、原作を好きなのは、卑小な、浅はかな、利己的な人間だからこそ「戦」を簡単に起こしたという、理屈が通っているところだったりします
だから、みっともなく惑い、狼狽し、配下を見捨てようとして、子供に諭される

戦争を起こす人間を、格好良く書かないという所に原作の主題があったように思うのですが、そこら辺は、まるっとスルーされてしまったので、そういう意味では、原作とか、監督が書きたいトコだけ引っ張って、そこに貫かれていたテーマとか、大事なトコは、全くいらなかったんだなぁと思いました


そういう意味では、野原一家とか、どうでもよかったんだろうなーと、改めて実感

私は、あの家族が主役であるべきだったと思うし(だって視点がブレブレなんだもん)、野原一家を描けないなら、クレしんで映画つくんなよ!とか、言っちゃなんねぇ事を言っちまいそうになるのですが、野原一家を撮りたいわけでもなく、クレしんに対しての愛情もなくて、とりあえず戦国時代の純愛物を作りたかったんだい!というのなら、そうなのですか…と頷くしかないです
あまりに分の悪い試合をしてくれた役者様方には、言及する勇気も御座いません…
ただ、ひたすらに、お疲れ様でした!とだけ御伝えしたい次第です

それにしても、今更ながら、戦国タイタニックて…(絶句)

この宣伝文句で「いやっふー! 絶対観に行く☆」と思う人間がいると思えないっぷりが凄すぎる…
その宣伝文句が、内容を的確に言い表してるか否かを論じる以前の問題だから!
スポットCMに流す前に「それはちょっと…」と誰か止めてやりゃいいのに!

まぁ、そんな感じで、恋愛映画&人情映画&戦ヲタ映画として、自分の中にちゃんとカテゴライズして見てれば、そんなに精神ダメージは大きくなかったかと思います

剛は、素敵でしたし、「絶対泣ける!」とか、これまた、人を舐めくさった宣伝コピー通り、私も、ちゃんと泣いてきましたので、概ね、想像通り!な映画でした


てなわけで、映画感想書いたら、物凄い長さになっちまった…(薄々予想は出来てた)
他にも、ヴィヨンとか、剣岳とか、池ちゃんと僕とか書きたいけど、これは後日!
あ、ヴィヨンは公開中ですけど、素直に良いですよー!とは書いておこう


あと、今期見るよ!ドラマだけざっと書くと、

・JIN

桐谷健太目当てです(きぱ!)って事で、これ、凄く面白いですよー!とここで、ご報告
ふんとに、ふんとに!!
キャストもいいし、大沢さんが素晴らしいです
うーちゃんも、素晴らしいです
脚本が「白夜行」森下先生ご担当って事で、期待してた訳ですが裏切られない面白さでした

綾瀬さんと、小出さんが、ルキズでは、姉弟役でしたが、こちらでは、中の人の年齢どおり兄妹役で共演していて、その上、桐谷さんも、ルキズ、僕の彼女…に続いての共演で、すっかり、石丸プロデューサーのいつものメンツ揃いです
ちょっと今までにないジャンルというか、かなり意欲的な感じのテーマでして、原作も素晴らしいと聞き及んでいるのでまた、読んでみたいなーと思っていたり
とりあえず、関西弁のぐりぐりに目を剥いた、顎の長いお医者さんにみんな注目してくれればいいよ!とかゆってみたいと思います

・サムライハイスクール

うん、見てるけど、何か?(目を伏せながら)
RIZEのアッ君と、春馬さんが同じ画面に映ってるだけでニヤついてしまうのは、クローズファンとしては仕方ない、仕方ない
しかも、岸谷五郎が父親役とか! 見ずにはいられないから! いられないから!
昨今流行中のイケメンが、無理な事をさせられて、顔面パワーのみで大車輪ドラマではあるのですが、初回見る限り、ネタモノのパワー感が面白くて、来週も視聴予定
流石、脚本の井上由美子てんてーは、職人過ぎる人だけあって、無理を真顔で押し通してくんなー!
あと、大河ファンの人はきっと、真田幸村の家臣を先祖にもつ設定の主人公を慕うのが、大河で真田幸村演じてた人という繋がりに、にやっとするのだろうなーとも思いました
城田さんは、あんだけ大きな人が、体をちっこく縮めて、どもったり、おどおどしたりするのとか卑怯だと思います!とは、訴えておきたいです
可愛いんだよ、お前!
来週とか、赤いゴムで頭のてっぺん縛ったちょんちょこりん姿でニコニコしとったぞ?
怖い! 最近の、イケメンの武器をてらいもなく行使させる風潮が凄く怖い!!

・東京DOG

はいはい、見ましたよ、見ましたよー!
なんだろ
普段大金を持ちなれてない人に、突然たくさんお金を渡して「さぁ、好きなようにお遣いなさいな?」と告げたような、贅沢を贅沢として享受できてない不自由さは…
経済の勉強になったよ!と言いたい位、お金かけてんだろうけど、安い!みたいな有り様と軽薄さは、私嫌いじゃないです、嫌いじゃないです
多分、製作者の意図とか外れてんでしょうけど

小栗さんが、まぁ、機嫌良さそうにお芝居しているので、それだけで、まぁいいやー!とか思えました

謎とか、大絶賛気にならないし、とりあえず、小栗旬を愛でるという目的のためだけに来週も視聴したいです
そいから、月キュンとかいう名称が流行ったら、おで、日本からの脱出すら考えてしまうのですが、視聴率は高いといいなーとかも思ってます
たじょまるがコケちゃったからね!
ここで、挽回して欲しい!
素直に、この戦に勝ってほしい!
がんばれ! 俺達の、小栗旬! (次週に続く)


というわけで、とりあえず今期は、この三本を視聴予定です!

JIN面白いよー!と、最後にもう一宣伝しつつ、ぐっだぐだな感想羅列でした!


そいから、今週のスマスマも少し!!!

エレカシきたーーーーー!!!ってことで、大好きなので、凄い凄い嬉しかったです!

今宵の月のようには私も大好きー!!!

カラオケで歌いまくっているのだね…!
素直に声質に合ってるように思えたし、とにかく、すんごい食いついて聞いてしまいました


あと、たけしさんのビストロもおもろでした

たけし映画新作決定してて、バイオレンス撮ってくださるようなので、凄く楽しみ
椎名さんと、加瀬さんも出演らしい!
おあー、楽しみー!
SMAPでたけし映画は、正直失敗しか目に浮かばないのですが、レザボアドックスみたいなの見たいなーとかも、素直に欲望を胸に抱いておきます
その際、オレンジは剛で、ホワイトが木村さんがいい!
てか、オレンジ剛は、絶対譲らないから! 譲らないんだからー!と訴えつつ、レザボア撮るなら、三池監督の方が適任かもなーとも思ってしまいました(完全に話がずれた)

そんな感じで、スマスマが通常営業再開してくれて、やっぱ、嬉しいなーとか、そういう気持ちを最後に伝えさせて頂きます